Sunday, May 14, 2006

Matteo

さて、私のグループにはイタリア人がいます。今回は彼のことを少し。彼の名前はマテオ。イタリア人の中では結構ある名前のようです。実は前にも書いたのですが、今タームが始まったときは彼が誰だかわからなかった…(笑)。でもグループワークをするようになってかなり彼の株は上がってきました。

とはいうものの、私にとってはかれは超典型的な北部のイタリア人。面白いですよ~。なにがって、いやーいろいろ。まず彼はかなりの「いけめん」。背も高く、すらっとしているし、少し長めの髪と大きな目。見た目にくらっとくる女の子も多いのでは。(残念ながら私のタイプではないんですけどね)。北部のコモ(湖のある町です)出身で、これまではコンサルやイタリアで一番大きな銀行に働いていたそうです。

いつもアイロンがびしっときいた鮮やかな色のストライプのシャツにジーンズやカジュアルパンツを組み合わせています。そしてポイントは(って私が言うのもなんですが)ベルト。たまにルイビトンだったり、真っ赤な蛇調のものだったり。

昨日、聞いてみました。「シャツのアイロンいつも自分でするの?」。自慢ではないですが、私はシャツを持っていません。だってアイロンするの面倒くさいんだもの。すると答えは、「ううん、実家にこういうことをする女の子がいるのでいつも実家に帰るたびに頼むんだよ」。

でた!典型的なイタリア人です。月に2度ほどコモ(車で1時間ちょい)に帰るそうですが、いつもランドリーを持って帰るそうです。そしてマンマに、といってもここではお手伝いさんですが、洗濯を頼むそうです。はあ~うわさには聞いていたが、初めてだ、本当にこんなこと実行している人に会ったの。

ちなみに、お手伝いさんはこちらでは結構利用している人多いです。お手伝いさんといっても24時間いるわけではなく、週に1回来て、数時間で掃除やらアイロンやらしてくれるようです。相場は時給8ユーロぐらい。クラスの子も結構利用しています。

先日、スイス人アーニャ、ロシア人アレクセイ、そしてイタリア人マテオでごはんを食べに行きました。アーニャは私並みによく食べる子で、とっても食に対して興味があります。その日は、私たち(アーニャと私)が好きな、「共産主義の店」と呼んでいる地元の店に行きました。なぜ共産主義だって?なぜなら、サービスが超シンプルで、民主主義の象徴?であるコカコーラなどは取り扱っていないから(笑)。ところがこの店、おぼっちゃまマテオには少し粗雑過ぎたようで、「うーん、ここは僕のタイプの店じゃない」って言っていました。確かに彼の格好からみるともっとおしゃれなところ(ごはんはまずくても)が好きそう。あーこういう人っているわよね、東京にも、とふと思った瞬間。

でもなかなかグループの仕事はやってくれていますよ(とここでカバーしてもしょうがないか)。今タームは来週までなので、もう少しマテオ観察続けてみます(笑)。

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