Wednesday, January 31, 2007

Back to London, then to Japan

28日にロンドンに到着し、友人宅に一泊。近所のとっても美味しいダックのお店(中華)でランチを取ったにもかかわらず、夕方にはスコーン、夜にはサラダ定食(ごはん、お味噌汁&サラダ)を暴食してしまいました。あ~でもお昼に食べたダックが超良かった…。もう一度行きたい。

29日のフライトは友人が勤務するバージン・アトランティック航空で(ところで、表記はバージンですか?ヴァージンですか?)。手厚いサービスをたくさんいただき(みっちいどうもありがとう)とっても「快適な空の旅」でしたわ。機内でアル・ゴアの The Inconvenient Truth を見て満足。彼ってむちゃむちゃプレゼンうまいですね~。政治家なのだから当然なのかな、と思って次にみたNHKの阿部首相のインタビューをみて、あ、政治家でも発言下手な人がいると思ってしまいました。

映画はアル・ゴアの環境問題への取り組みをドキュメント化し、彼の講演の様子を写しているのですが、彼が講演の最初に言った(聴衆の関心を得る為に)"Hello everybody. I am Al Gore, and I used to be the next President of the United States" に大笑いしてしまいました。頭が良くてかっこよいだけではなくこのユーモア。すばらしい人です。もちろん内容も明確で、(アホな)アメリカ人でもわかるように簡潔にそしてユーモラスに説明されていました。

(注意:関西では、「アホ」という言葉は好意的に使われています…)

さて、無事実家に戻りました。時差ぼけはありますががんばって日本食を食べたいと思います。
(あ、そして就職活動も…。)

Saturday, January 27, 2007

シュワイン・ハクサ


と呼ばれるドイツ料理があります。豚の足をグリルでぐりぐりと焼いたもの。皮がパリパリになって薄皮おせんべいっぽくってとっても美味しい。付け合せにはザワークラフトかアップルロットクル(カタカナ表記に責任はもてません 笑)、そしてじゃがいもを。

そして!
ドユッセルドルフの地ビールであるアルト(下の写真の奥に写っています)をぐいぐいっと飲むのです。美味しかった~。



アルトビールは200mlの小さいグラスに注がれてでてくるのですが、その泡がとってもクリーミ。グラスが空になるとウェイターが次のグラスをテーブルに置いてくれます。その時コースターにちっちと線を引き、何杯目飲んだか記しておくのです。

はっはっは。気づいたら4杯。もうすぐ1リットルまできたところで今宵は終了。あ~美味しかった。

Thursday, January 25, 2007

国際派の犬、Lloyd

今日は朝から鍋でした(笑)。昨日の夜も鍋だったんだけど、野菜が余ったので…。ま、いっか。朝からヘルシーということで。

さて今日は我が家のLloydの話を。
ロイドはオーストラリアのシドニー生まれの6歳です。シドニーで2年過ごした後は、日本に引っ越して東京に2年。そしてロンドンに1年住んだ後、私と一緒に去年はミラノ~パリで過ごしました。かなり国際派です。

国際派、と書けばかっこいいけど、実は結構大変です。引越代や検疫などなど。特に大陸をまたがるときにはかなりの準備が必要です。中でも一番懸念事項とされるのが狂犬病。

①オーストラリア→日本
オーストラリアは実は狂犬病フリーの国なのです。だからオーストラリアから日本への引越は非常に簡単。書類をそろえる程度で済んだそうです。

ちなみにオーストラリア、シドニー近郊は犬にとってはあまり住みにくい環境です。公園やビーチに犬を連れて行くことは基本的に禁止、ドッグランができるエリアは指定されている、アパートや家で犬を飼おうとすると大家が嫌がる…などなど。日本ととても似ています。

②日本→イギリス
そして恐怖の日本からイギリスへの引越し…。どちらの国も狂犬病は存在するだけに、非常にセンシティブ。狂犬病の予防注射を打っただけではなく、血清にその抗体がある基準値以上あることを証明し、さらにその血液検査から180日は国外を出ることはできないのです(出入国はできない)。ロイドが引越した時はタイミングの関係上、血液検査した後すぐにイギリスに向かわなくてはいけませんでした。その結果何が起こったかというと、イギリスの検疫所で6ヶ月待機!でした。

空港のそばにある検疫所で囚人のように暮らしていたロイド(涙)。週末には面会もあるので彼はよく数時間訪れていたそうです。数ヶ所このような施設があるらしく、最初の施設がかなりひどかったので他の施設に変更してもらったそうな。そこは犬好きの係員が多数いたようで、個室も比較的広くまた掃除も頻繁に行われてとても清潔だったようです。それにしても。6ヶ月、長かった!

イギリスは犬にとっては素晴らしい国でした。大きな(手付かずの)公園がいくつかあり、数時間駆け巡ることができます。バーやパブにも犬を連れて行っても大丈夫。電車やバスではあまり見かけませんでしたが。

③イギリス→イタリア&フランス&ドイツ(EU諸国)
これは意外に簡単。特に検査はなかったような。ただもしかしたらまたイギリスに戻ることがあるかもしれないと思ったので、イギリス出国前にイギリス再入国できる条件を満たすようにしました。これが結構大変…。上記にある血液検査や狂犬病の予防注射、医師によるチェックなどなど。こっちの方が大変。でもここでがんばったのでUK発行のEUパスポートをゲットしました。

イギリスからイタリアへは以前のブログに書きましたが飛行機で一人でやってきました。木箱ケージに入れられ到着。イタリア側での空港では何ヶ所も検疫の部屋をたらいまわしにされ、何度サインをしたことか。まあこれは犬だから、というよりイタリアだから、といった方がいいかもしれない(笑)。

いったんイタリアに入ってしまえば、その他のEU諸国への移動はまったく楽です。車や列車での移動の際もまったくとがめられたことはありません。各国の市内の交通機関(地下鉄、とラム、バス)にも堂々と乗れるし、ほとんどのレストランやお店でも犬の同伴が認められています。

さて。今後ロイドは(というか我々は)どこに住み着くのでしょうか…。可能性としては日本があるので、今週から④ヨーロッパ→日本、について必要な書類をチェック。なんと。またしても180日の待ち時間あり(血液検査+待ち時間をした後は2年間有効)。なので昨日とりあえず血液検査に行ってきましたよ。90ユーロなり。ちと高いけど、でもまあこれで6ヶ月後に日本に行くって決まった時には検疫所をパスしてそのまま日本に入国できるからなあ…。それにしても高い。犬って大変です。

Tuesday, January 23, 2007

[訂正] ハンガリー

今調べたところ、ハンガリーはEUに2004年に加盟したようです。ユーロを通貨として使っていないのはまだ時間がかかるからなんでしょうね。そういえばパスポートに押されたハンガリーの出入国のスタンプはEUのものと同じでした。

Budapest, Hungary

ブダペストという名前は知っていても、それがハンガリーにあるのだとは最近まで知りませんでした。そしてブダペストの街はドナウ川を挟んで王宮のあるブダと庶民的なペストにわかれているということも。だけどブダペストという名前の響きに惹かれて今月最後の旅行はこの地に決定。またしてもGermangWingsで行く格安の旅です。

今回はDusseldorfから40分ほどのColongn-Bonn空港からの出発です。搭乗する前にパスポートコントロールがあり、「ハンガリーってEUじゃないんだ」とびっくり(無知にもほどがありますね。これでMBAとはお恥ずかしい)。そしてここでひとつ問題が。日本人である限り、ドイツなどのEU諸国やハンガリーは3ヶ月以内の滞在であればビザなしで入れます。なのに、ここにきてパリの交換留学のために取得したビザ(2月半ばまで有効)が問題になったのです。

ややこしいのですが、ヨーロッパにはシェンジェンと呼ばれる国が7つほどあります。イタリア、フランス、ドイツなど、主に西ヨーロッパ諸国。これらの国でビザを取ると「シェンジェンビザ」になり、ほとんどの場合シェンジェン国間の行き来は可能になります(まあ日本の国籍を持っているとあまり恩恵は感じないのですけど)。私のビザにもこれを示す「multi entry」が印字されていますが、なぜかこれに加えて「+1 transfer」というのもプリントされていました。今回問題になったのはこの「+1 transfer」。フランスから他のシェンジェン国経由でシェンジェン圏外に出るときは1回限りの有効である、とパスポートコントロールの係員が解釈したのです。なので、この1回を今使っている(フランス→ドイツ→ハンガリー)ので、ドイツに帰ってくることはできないかもしれないと。

もうこの時点で笑ってしまいました。さすがドイツ。規則に厳しいというかまじめに向かい合うというか。ビザにはそう書いてあるかもしれないけど、日本国籍保有者としてはドイツもハンガリーも自由に行き来できるんだっつーの。そしてビザってそもそも国の間の通行をやりやすくするために発行されるんじゃないの?これじゃ逆じゃない!

結局係員が上司に相談し(笑)、「とりあえず大丈夫でしょう」ということでドイツを出国することができました。しかし。出国はいいけど、ドイツに帰ってくるときにまた何か言われるのかしら?と一抹の不安を抱えながらも飛行機では深い眠りにつき、気づいた時はブダペストにすでに到着していました(笑)。

ブダペスト。空港からの乗り合いタクシーで見た感じはドイツの町並みとあまり変わりはありません。到着したホテルはペスト側にあり、ほとんどの観光ポイントに歩いて回れます。今回はちなみにホステルからアップグレードして普通のホテルをとってみました。ホテルに着いたのは午後5時過ぎ。小雨が降る中街を歩いてみました。



街中はやっぱり騒然としていて車の通りが多く、すこし汚い感じもします。まあどこの都市でもこういうところはあるよな、と思いながらお店を見て歩きますがまったく物欲がわきません。買い物するにはやはりヨーロッパ西側(というのも変ですけど)でした方が種類もたくさんあってよさそうだなあ、と漠然と感じながら歩いていくと有名な「橋」に到着。川の向こうには幻想的に王宮も見え、とてもきれいです。





ディナーはウェブで見つけたお店へ。早速フォアグラを頼んでみました。今まで食べたフォアグラって高級品のためとても丁寧に調理されていました。なのにここで食べたフォアグラはかなり庶民的(笑)。定食のメニューに出てきそうな感があります。東京のJ'sで食べたソテーされたフォアグラと苺が懐かしい、と思いながら薄いフォアグラ(でも3枚)を食べる。これがこの国の食べ方なんでしょうけど(そしてそれほど高級品とされていない)なんだか物足りない感じはしました。まあこれはこれで美味しいのだけど、私のこれまでの経験がそれを拒否している感じ(笑)。



ここまでで初日は終了。飛行機で爆睡したにもかかわらずとても眠くてさっさとホテルに戻り12時間寝てしまいました。

翌日はホテルで朝食を食べ、楽しみにしていた市場へ。まずホテルの朝食が意外に美味しかった…。普通のバッフェなのですが、ハンガリーっぽいサラダやチキンが出ていました。ここでなんだか衝撃の認識(ってなんだこりゃ)。サラダはサラダといえども、違うのです。普通の菜っ葉のサラダではなく、きゅうりやトマト、ペッパーがサイコロ状に刻まれています。この形式、ギリシャやブルガリアのサラダに通じるものがある!と一人で感動。ハンガリーってやっぱり東にあるんだ、と妙に納得。

市場は屋内のもので、半分が肉屋、半分が八百屋でした。ハンガリーって肉食の国なんだ。肉屋には観光客向けにフォアグラの缶詰がならんでいます(写真上)。豚肉もよく食べるようで、豚足も並んでいました(写真下、これ全部足です)。





八百屋では時期が時期だけにあまり新鮮なものが並んでいません(笑)。そんな中でもパプリカはどのお店にも並んでいました。ところで普段我々が慣れている肉厚なパプリカってハンガリーのものとは違うようです。ハンガリーのものは写真にあるように細長く少し薄め。後で買った料理本を読んだところ「その分アロマがたっぷり」なようです。



あーでも市場って本当面白い。2時間ほどうろつき、パプリカの粉を買いました(多分150円ぐらい)。かなり満足したところで自分で笑ってしまいました。他の観光ポイント行かずにもう満足している私がいる。飛行機代とホテル代を払ってブダペストに来た目的はパプリカを買うため?なんとも高いパプリカなんでしょう。はっはっは。

市場の後はブダ側に歩き、王宮やら教会やら回りましたが雨が少し強まりかなり疲労度アップ。なので残りの体力気力を振りしぼり、ホテルに戻りホテルのレストラン(朝食が美味しかったので)でランチ。そして!ここでグーラッシュ登場です。最後にとっておいたのだ。



ここのグーラッシュは美味しかった…。でもこれまで食べたものとは少し異なります。スノボで食べたグーラッシュは田舎風なので煮たぎって具が原型をとどめていません。今回のものは都会風でサイコロ状に刻まれたお肉や野菜がきちんと原型をとどめていました(笑)。いや~でも美味しいのはどっちも美味しいからね。満足。

ここでブダペスト終了。1泊2日はやはり短いですね。でもこれぐらいで丁度よかったのかもしれない。最近都会よりも自然を好むようになってしまったからかしら。

心配していたドイツ入国、意外に大丈夫でした。といっても係員にパスポート全ページチェックされ、ドイツ入国の理由やら期間やら日本帰国へのチケットについてあれこれ聞かれましたけど。笑えたのは係員とのやり取りで、
「帰国のチケットを見せてください」
「あーeTicketなので手元にないんです」
「わかりました。見せてください」
「??(eTicketってわかっていないのかな?)。あの。eTicketなのでオンラインにあるんです」
「わかりました。見せてください」
「???(オンラインってわかってないのかな?)。あのーeTicketでオンラインなので手元にないんです!!!!」
「?あ、そうなの?。じゃあいいや。Welcome to Germany!」
とても不思議な係員でした。

Friday, January 19, 2007

旅つづき

週末は再びオーストリアにスノボに。氷河ハイキングになるかなあ。彼が新しくスプリット・ボードを購入したのでそれを試しに行ってきます。(スプリット・ボードとは、スノボが縦半分に分けることができ、滑る時はスノボ、登る時はスキーのように歩くことができるボードです)。



そして月、火はハンガリーのブダペスト!
ふっふっふ、そうです、本場のグーラッシュを食べに行ってきます。

グーラッシュ:続き



作ったその日より、数日後おいたほうが断然美味しいシチュー類。今回もその例にもれず、一昨日より昨日、昨日より今日、が一番美味しかった!

一日目はドイツのライ麦パンと。
二日目はシュペッツレと呼ばれるドイツのたまご麺と。
そして三日目はそれだけで(いや、ランチでしたので…)

ちなみにシュペッツレは日本で言うほうとうみたいなものかしら。すんごい適当に作りました。簡単です。小麦粉100g(目分量→笑)、水50cc、卵1個、塩少々。これを練って沸騰したお湯で小さく切りながらゆでます。この切り具合も超適当で大丈夫。レストランで食べても不細工な形ででてきます。で、上のほうに上がってきたらお湯から取り出し、食べる前にバターなどで炒めてシチューや肉料理の付け合せにします。

イタリアにいた時は華やかな料理が安くできたけど、ドイツはさすが地味な料理が多いなあ。

Wednesday, January 17, 2007

Gulyásleves

はっはっは。一日ぐうたら生活を送っておりましたが、いきなりやる気をだして今宵はクッキング。先日オーストリアで食べていたく感激したグーラッシュにすることにしました(単純)。

よくよくウェブで調べたら、ハンガリー料理らしいです。そしてGulyáslevesという綴りらしい。参考にしたレシピはこちら。どなたかのブログですが、普通のレシピサイトよりなんだか美味しそうだったので...。

まあ、スープだけじゃ何だと思ってデザートも。レシピはこちら。チーズ団子ですって。チーズは、カテージチーズがドイツ語でなんというかわからず、とりあえずリコッタチーズにしてみました。

今のところ、まあ美味しそうな香りで煮込み中です。

Tuesday, January 16, 2007

再びミラノ

またしても日帰りでミラノです。月曜日にスケジュールが決まったので慌しいスケジュール。本当はゆっくり買い物でもしたかったのですが(丁度セールの時期だし)、空港到着 → マルペンサ・エキスプレス → タクシー そして用事を済ませ、また同じルートで空港までというなんともビジネスライクな日程となってしまいました。

おかげでゆっくりと美味しいイタリアンを食べる時間もなし。空港で少しパスタを食べたのみ...。

残念!

Sunday, January 14, 2007

再びオーストリアでスノボ


金曜にDusseldorfに戻り、そのまま空港から車をレンタル。今回はなぜかボルボの4WDジープサイズ...非常に大きな、いえ、必要以上に大きすぎる車でした(笑)。夕方からドライブして向かった先は先週と同じ、オーストリアです。

今週は雨続きで、しかもフリージングレベル(雨が雪に変わるレベル)が2500mぐらいだったようで(フランスのChamonixではなんと3000mだったとか)、先週降った雪もほとんど溶けてしまっていました。予定していたツアーのエリアも、雪不足。しょうがないのでさらに1時間ぐらい走った、イタリアとの国境に程近い Pitztal というスキー場に行ってきました。



駐車場からトンネル・ケーブルカーに乗り、ついた先は2500mぐらいでしょうか。そこがスキー場のベースとなり、さらにゴンドラに乗って3440mまで行くことができます。氷河がまわりにあり、スキー場の一部も氷河でした。上の写真はスキー場外でしたけれど、ツアーできそうだね~と今後の参考のためにパチリ。

ここまで高度に登ると雪もなかなかよい感じです。転んでも痛くない(笑)。スキー場内のオフ・ピステ(コース外の雪をすべる)を楽しみました。これまでの風の具合と斜度から、この辺りは雪崩おきてもおかしくないねえ、と話していた斜面が午後には雪崩発生しておりました。なんだか理論と現実が一体化されたのでとても満足(コース外だったのと、小さい雪崩だったので誰にも被害はでていません)。

スロープのすぐ横には氷河のクレバスがぱかんと口をあいています。といってもこれは安全なので(クレバス、というより横穴?)早速中を探検。氷河を中から見ることなんてなかなかないので、とっても興味深々です。



何層にも重なった氷。上のほうの層は青く見えますが、これは空気泡がたくさんはいっているため。下のほうは小石やら砂利などが含まれているので灰色(黒)っぽく見えています。



層を観察。



おお、滑ったか?(冗談)



中から見るとスキー場はこんな感じ。



幻想的な風景です。



ランチにビールとプレッツェル、おやつにクレープとホットワインを飲みとても満足。明日はどうしようか~と悩んだのですが(普通は夜走りだし、途中のサービスエリアで仮眠して翌日帰宅)、雪も結構大丈夫だったのでほかのリゾートを探すことに(ツアーは氷河装備にしてこなかったので無理なので)。そしたら行った先がなんともものすごい「スキー・リゾート」で、街は大きいしバーで酔っ払いが踊っているし...。となんとも私たちにそぐわないエリアに来てしまいました。

結局街から離れた静かなところで仮眠。いや~意味もなく大きかった車、意味ありました!後ろの席を倒して寝袋で寝ると足も伸ばせて快適。かなり熟睡。もはや仮眠ではありません。

朝起きてスキー場をチェックするもたいしたコースではなかったので、時間とコストを考えても意味はないとの決断を下しDusseldorfに戻ってきました。約7時間のドライブです。

Thursday, January 11, 2007

Munich とビール

2日目は Berlin市内で見逃したポイント(美術館の集まる中州)を少し歩いたのですが、見尽くした感があり、結局ほとんどカフェでまったりしていました。昼過ぎの便で Munich へ。ちなみにこのチケットも GermanWings で0ユーロです。

Munich空港に到着した私は、えらいびっくりしてしまいました。非常に近代的で清潔で商業的な空港。Berlinとは大違いです。空港からの電車もきれいで新しい。ま、その分時間当たりで計算しても2倍ぐらい高い値段でしたけど。とにもかくにも同じ国なのに、「東」から「西」に来てしまった感じです。



その日の晩のホステルにチェックインし、地図をもらって街を歩きます。Berlinとは異なり、非常に小さくて歩いても全く苦ではありません。そして何だかとっても安心感がある...。車が閉鎖されている道が多いからなのか、店が多いからか、観光客が多いからかわかりませんが、本当にほっとして歩き回ることができました。

Marienplatzと呼ばれる中心部。Neues Rathausという建物です。なんとなく、ベルギーのブリュッセルの広場にある建物と似ている気がしたのですが。




Residenzと呼ばれる王宮?前にはライオンが。Munichはライオンがシンボルなのでしょうか。街のいたるところにライオンを使った像が置かれています。





そして一番面白かったマーケット!なかでも肉屋に圧倒。さすがドイツ南部のバイエルン地方、いろいろな種類のソーセージが満載です。




なかにはこんな表示も。「犬のためのソーセージ」か、「犬のソーセージ」かどちらかわかりませんが、それにしてもドイツらしい(あとで彼に聞いたところ、もちろん「犬のためのソーセージ」であることが判明)。



この日の夜は歩いていて見つけたDer Pschorrと呼ばれるビール醸造所のレストランにしました。みんな楽しそうにビールを飲んでいます。この雰囲気はドイツ独自。バーもレストランも、酔っ払う場所ではありません。人々が集い、ビールを楽しみ、会話を楽しむところです。カップルもいれば友人グループもいる。老夫婦もいれば若い家族もいる。なんだかその場にいるだけでとても楽しくなってきます。



今夜の食事はオリーブ・ビーフ。肉は少し固めでしたが、2種類飲んだビール(Edelhell と Weisse)の美味しいこと...。ちなみにどちらも0.5リットル。多いな~と思いながら飲んだらすっかり気分よくなってしまいました(というか酔っ払い)。


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翌日は、とっても楽しみにしていたMunichの朝ごはん。白ソーセージです。子牛の肉を使って朝一番に肉屋さんが作るこのソーセージ、新鮮なうちにお昼前に食べるのがミソらしいです。なので朝ごはんとして定番になったとか。一緒に蜂蜜&粒入りマスタードと、Weisseビール、そしてプレッツェルを食べます。非常にマイルドで美味しい。そして朝っぱらからビールを飲める幸せ...。学生じゃないとこんなことできません(って12月に学生生活はもう卒業したんですけどね)。

Wednesday, January 10, 2007

Berlin と壁

3日間にわたるドイツ旅行の始まりです。GirmanWings という格安航空で買った Dusseldorf-Berlin のチケットはなんと0ユーロ。といっても税金やら燃料チャージやらで結局30ユーロほどかかるのですが、それにしても格安です。短期間の旅なので身軽に行こうと思ったら小さなかばんひとつに全てをパッキングすることができました。なのに!空港で小分けしたシャンプーを没収されてしまいました。ヨーロッパでは機内持ち込みの液体は100ml以下という規制があるのですが、私のシャンプーは50ml程度。なのに没収。よくよく聞いたら、入れていた容器が200ml用だったから、とのこと。さすがドイツ、規則には厳しいです。私の隣では、きめきめに髪の毛をセットしたビジネスマンが整髪料の容器を没収されていました(笑)。

Berlin に到着してまず驚いたことは、空港がものすごく古くさい。そして空港から街へ行く電車からの風景もとてもがさつで殺伐としています。 Berlin 自体に特に期待はしていなかったのですが、それでもドイツを代表する大都市だからもっと華やかで都会的なのだろうと考えていたのにことごとく裏切られます。

市内の駅からまず徒歩で向かったのが Check Point Charlie という所。東西に分割されていた際、東から西あるいは西から東に入る際のボーダーポイントにあたります。 Berlin 市内のほとんどは旧東ドイツ(ソビエト連邦)の区分。



なのでそこから西に渡る際には以下のような看板が出ていました。



ここにあったショップの本を読んだり地図をみてわかったのですが、1945年 Berlin(そしてドイツ)は単に東西、ではなく、ソビエト連邦、アメリカ、イギリス、フランスの統治下にありました。世界史選択ではなかったのでこんなことも知らなかった(笑)。ちなみに壁は1961年に建設開始されました。

このショップでは散々迷った挙句、一番安い地図を購入(1.9ユーロ)。1日半滞在する Berlin でどれだけ投資するか悩んだのですが(笑)、電車からの風景、街を15分ほど歩いた感想は「非常に地味な都市。それほど投資する必要なし」。とはいうものの、投資した1.9ユーロ分、元を取らなくてはなりません。地図には The Wall(ベルリンの壁)の位置が記されていたので、とりあえず訪れることにしました。

地図をみて気づいたのですが、ベルリンの壁ってそれほど多く残っていません。私にとって東西ドイツが統合されるきっかけとなった1989年の出来事は非常にセンセーショナルでした。なので壁がほとんどのこっていないなんて、そのシンボルが消えてしまったようでとても驚きました。

(ちなみにベルリンの壁崩壊の年は天安門事件とならんで、私が始めて世界の出来事を西暦年号で覚えた年です。それまでは「2年前にxxxが起こった」などという曖昧な覚え方だったのが、なぜかこの出来事から「1989年にxxxが起こった」と考えるようになりました。それほど強烈な出来事だったのでしょう)。

まずは Check Point Charlie の近くにある壁。ここでは看板で主だった出来事も表示されています。




そして楽しみにしていた East Side Gallery。壁にこれからの期待を込めて若者がペインティングしたことで有名です。しかし、このエリア、市内から少し離れたところにありました。そこまで歩くのに風も冷たく、また道路が閑散としていて非常に無味なエリアでした。疲労がさらに溜まる感じ。



ついた所は Gallery といえども、壁は裸さらしのされており、またせっかく書かれたアートも、その上から落書きされていました。そんな中で面白かったのが、「ベルリンの壁の履歴書」。壁にまつわる年号が書かれており、もちろん最後の1989年は赤字で記されています。



かと思えば、こんなに風化してしまったアートも...。



この時点で午後3時ごろでしょうか。非常に疲れてお腹が空いてきました。実は昼ごろに路上でホットドッグ(2ユーロ)を買ったのですが、その時「ドイツだし、昼真っからビール行こう!」と頼んだらハイネケンが出てきました(笑)。しかもホットドッグより高かった(3ユーロ)(ちなみに、フランスの赤ワイン、ドイツのビールで鍛えられたせいか、ハイネケンはペリエ程度にしか感じなかった...)。ドイツに来て私何してんだ?と思ったので、今回はちゃんとしたバーに入り、まずはビール一杯。Warsteinerです。きりりとした喉ごし。非常に美味しい!一緒に頼んだシュニッツェル(豚肉)もマッシュルーム・ソースと胡椒がきいてかなり美味。ここで疲労がぐぐっと回復されました。

夕方泊まるホステルにチェックイン。今回の旅のテーマは「貧乏旅行」&「ビール」だったので(笑)、ホステルにしてみました。とは言うのものの、人との交流が面倒くさかったのでシングルルーム(シャワー共同)。空いていたせいか、ツインルームのシャワー付きにアップグレードしてくれました(笑)。36ユーロなり。

夜、さらにもうひとつ壁を見に行きました。メインの駅に近いところにあるこの壁ですが、人里はなれたところにある感じで落書きも少ない。だけど描かれている絵は結構シリアス。夜に一人で見に行くにはちょっと寂しくて怖いな~と思いました。



景気付けに?バーに立ち寄り、さらにビール。BerlinerのPilsner(Pils)。きりり系。疲れていたのであっさり飲めます。2杯目はDunkelという少し茶色っぽいビール。渋めの味です。ドイツっぽいソーセージ入りポテトスープを飲み、ホステルに戻ったあとはすぐ寝てしまいました。



後で地図を見て計算したら今日だけで20キロ程度歩いたことになります。Berlinは比較的大きな町ですが、(疲れますが)歩いて回れます。とはいえ、非常に地味な街。非常にアンダーグラウンドな小さくていいクラブが多数あることで有名なようですが、それ以外はあまりハイライトのない所でした。昭和時代を思い起こさせるような団地がたくさんあったり...。行ってよかったけれど、もう一度行くか、と聞かれたらうーんと悩んでしまいそうな街でした。

Brandenburger Tor (壁崩壊のときに人々が集まった広場)。



Berliner Dom (ベルリン・ドーム)

Tuesday, January 09, 2007

Curry


Dusseldorf の家の近所に、Curry というレストランがあります。前から混んでいるな~と思っていたのですが、先日彼と一緒に行ってみました(彼は既にここで食事をしたことがある)。

行ってみると、レストランというよりファースト・フード。そしてメニューはソーセージ(3ユーロ)と付け合せのポテトフライ(1.6ユーロ)のみ。といっても、お好みの応じて数種類のソースが楽しめます。私たちが頼んだのは「ソーセージ with Curry ソース、そしてCurry スパイス粉つき」プラス「ポテトフライ with マヨネーズ」(長いなあ~)。

残念ながらカメラは持っていかなかったのですが(なんとエントランスのところに「写真撮影禁止」のマークが...)、ウェブを探していたらこの写真を見つけたので拝借します。


美味しそうでしょ?

私たちはカウンターで食べたのですが、オープンキッチンで調理している様子が見えます。調理といっても、まあソーセージとポテトだけなんだけど(笑)。畳1畳ぐらい、は大げさですが、それより一回り小さくした鉄板の上に、ソーセージが転がっています。その数...50本ぐらい?序々に追加していくようなので、端から端まですでに出来上がりつつある焦げ目のついた色から鉄板に置いたばかりのピンク色まで、見事な色彩をもたらしています。

そして...大量のポテトを揚げるスペース。その横ではお兄さんがポテトをカットする機械を使ってこれもまた50個ぐらいのポテトを処理しています。実は私、幼少のときからポテトフライ大好きっ子。なのでこの光景はとてもすばらしかった!

いや~美味しかった。シンプルです。こういうの、日本のスキー場とか、原宿とかにあるとうけるんじゃないかなあ、と彼と話しながらPilsと呼ばれるビールを飲みます。Pilsとは、ビール通の方はご存知かもしれませんが、「下面醗酵で作られ、明るい黄金色で香りが良く、まろやかで味わいがあるビール」だそうです。軽くてきりりと飲めるので、私もこうしたソーセージ&チップスや、お鍋の時によく飲んでいます(笑)。

調子に乗ってもう一本ビールを注文。どうせなら私のビール経験を広めよう、と別の種類にしてみました。Radler というものです。一口飲むと「...うわ、あま!」。ものすごい甘い味です。そこで気付きました。あああ、これは例のやつだ...。

ドイツでは(ってどこでもそうなのでしょうけれど)ビールに炭酸を半々ずつする飲み物があり、Radler はビール+レモネード(俗に言うスプライト系の味)でございました。非常に、まずかった(笑)。ま、何事も経験だけど。

明日からベルリン、ミュンヘン一人旅です。

Sunday, January 07, 2007

オーストリア・食事編

Damianがオーストリアの食事は田舎風だけどとても美味しい、と言っていたので実はとても楽しみにしていました(笑)。スノボを終えて、地元のレストランに直行。まずはビールで乾杯をし、スープと地元料理を注文しました。



スープは「グーラッシュ」と呼ばれる、東欧でみられる典型的なもののようで、ビーフシチューのような味。といってもお肉はかなり細かくなっていて(というか残り肉を入れて様な感じ)、ものすごく柔らかくて美味しい!付け合せの少し酸味のあるパンとの相性も抜群です。寒くて肉体的に疲れたスノボツアーの後はこういうのがまさにいい!と一人で何度もため息。そしてビールもきりりとして苦味があってとてもうまい!



メインはKasslerというもので、スモークした豚(ハム)を焼いたものでした。付け合せのザワークラウトも発酵が進み、白菜の漬物を似たような感覚で食べていましたが、こちらもとても美味しい。メインにあわせてビールもおかわり。今度はFranziskaner Weissbier (ヴァイス・ビール)。0.5リットルの大きなグラスで登場。ドイツやオーストリアなどのビールが盛んな国ではビールごとに違うタイプのグラスでサーブされます。このビールは少し甘くて、このメインにも合って丁度いい飲みやすさです。



ちなみにDamianが食べたものはこちら...。名前は忘れましたが豚肉を煮込んだもの。真ん中に登場する大きなボールは小麦粉をハーブやら肉汁やらを詰め込んで練ったものだそうです。こちらはこちらでやっぱり美味しい。



メインを終了した時点で相当満腹だったのですが、ついでにデザートも頼んでみることに(笑)。パンケーキ with アップルムース(リンゴのすりおろし)です。これがまた素朴でいい感じ!とっても美味しい。のですが、本当に本当におなかいっぱいで半分も終了できませんでした(涙)。



しかし、オーストリア、田舎風料理のレベルかなり高いです。というか私のつぼにすっかりはまってしまいました。次回も食事、がんばるぞ!