Saturday, December 31, 2005

フランスのシャーモニー

12/24から31まで、Chamonixに行きました。滞在したのはArgentiereという村。

Dec 24 Le Tour
Dec 25 Flegere
Dec 26 Vallorcine
Dec 27 Brevent
Dec 28 Backcountry 101 (1) @ Le Tour
Dec 29 Backcountry 101 (2) @ Le Tour
Dec 30 Backcountry 101 (3) @ Le Tour
Dec 31 Grands Montets めちゃ雪が降った


今シーズン初めてのスノボです。昨シーズンはクラッシュして左ひざを痛めて終わったので、ちょっとナーバス。またヨーロッパでのスノボも初めて。こっちは慣れた日本とやっぱり違う。スキー場はどでかいし、混んでいない。たくさんリフトもあるし、乗ったこともないような椅子なしのリフト(Tバーと呼ばれるらしい)もある。オフピステに行くのも問題ない。毎日が新しい日々でした。

最初のランは悲惨。どうやってスノボするのか、ターンをするのかすっかり忘れてしまった。筋肉はめっちゃ緊張しているし、膝をまた痛めたくないし。3回目のランでようやくうまくいったけど、まだターンをするのが怖い。

最初の4日間で滑ったスロープは、中級者用のスロープ。狭い林道や、急で凍ったスロープを滑るのはめちゃ緊張したし、嫌な気分。ちょっと自分自身にフラストレーションがたまりました。

バックカントリーの練習も、週の後半にしました。私のための初級者編、って感じでした。スノーシューも履いたことないし、スロープをジグザクに登るのも初めて。やっぱり最初は難しい。慣れた人なら20分で登れるスロープを、2時間かけて登りました。そしてそのスロープを滑るのも、怖かった。でも同時に、ものすごく楽しくもあった。たくさんこけたけど、雪は柔らかくて全然痛くなかったし。ここで経験したトラックなしのスロープを滑るというセンセーションは、めっちゃ強い。最初のランをした後、すぐに次のランをしたくなりました。

シャーモニーの最終日は夜から朝にかけてめちゃくちゃ雪が降りました。日中はあんまりよくできなかったけど、最期にスキー場の下まで滑るころには結構快適にターンできるようになりました。ま、最期にいい気分で終わらせることができてよかった!

大晦日

さて今日はチェックアウトです。ふと気がつくと大晦日・・・。朝にアパートをでて、駐車場にいってみると!なんと車が埋もれていました。かまくら状態です(笑)。



駐車場自体も雪で埋もれていて、とても出れる状態ではありません。ということでスノボに行く事にしました(笑)。夕方までには町の人たちがシャベルカーで駐車場を整理していることでしょう。

今日はまた別のリゾートに行きました。彼はここ数日初心者の私に付き合ったので、リフトだけ同じでリフトを降りたあとは存分にスロープ外を駆け巡ったようです。私はひたすらターンの練習。ようやく最後雪山を降りてくるときに自分で納得の行くようなターン&ランができたような気がします。

でも本心を言うと、この合宿が終わってよかった!
(このあとも日帰りのスノボは予定していますが)

帰りは雪がふぶいていました。トンネルを越えてイタリア側に入ってもまだまだ雪です。高速を乗ってしばらく行ったところでようやく落ち着いてきました。

アパートに着いたのは夜も10時過ぎ。彼と犬はすっかりお疲れです。
私はなぜか目がさえてきました。外ではパンパン音が鳴っています。そうだ、新年カウントダウンだ!と思い真夜中にベランダにでてみました。さすがイタリアで思わず笑ってしまったのですが、いたるところで花火が飛んでいます。普通、東京ならお台場や横浜のランドマークタワー、ロンドンなら国会議事堂、など大都市でプランして大きな花火を飛ばしますよね?天気が悪かったので視界はよくなかったのですが、ベランダから見る限り、ミラノでは適当にそこら辺の地域の人が中途半端な花火を飛ばしているようです。道でもパンパンと数人が打ち上げ花火を飛ばしているし。この統制力のなさ。さすがイタリアです。

Friday, December 30, 2005

ハードコア3

今日は最後のフルの日です。やはり同じくハード・コアなタイプをしました。3日目なので楽かな、と思ったのですが、やっぱりここ5日間の疲れがたまり、精神的に一番つらい日でした。天気も残念ながら曇りで、気温はマイナス18度ぐらいでしょうか。疲れ、寒さのためせっかくのランもそれほど楽しめなかったのが残念。



ただし。最後にランのあとで二人でかまくらを作りました。というか、作ろうとしました(笑)。バックパックからシャベル取り出し、せっせと掘る雪。なかなか楽しいものです。

ちなみにこのシャベルは人命救助用なのです。一応彼から一通り学んだのですが、こういうバックカントリースタイルのスノボ(スキー)では雪崩の危険がつき物なので、まずは雪崩の起きそうにないところを行くというのが鉄則。ただし雪崩が起きたときにどうするのか、というのも学びます。各自ビーコンと呼ばれる、電磁波シグナルをだすものを常に身につけます。万が一雪崩が起きて雪に埋もれた時にも、このビーコンを使ってどこに体が位置するのかを発見するためです(そのあとにシャベルとポールを使って人を掘り起こす)。もちろんこの3日間、私たちも装着していました。かまくら作りの前には雪崩があったと想定して、雪に埋もれたビーコンを探して掘り起こす、というシミュレーションもしたほど。
雪山は奥が深いのです。

Thursday, December 29, 2005

ハードコア2

ハード・コアなスノボ2日目@ Le Tour です。今日はランチ持参にしました。といってもバゲットにサラミとチーズをはさんだものですけれども。昨日よりも登山も楽になり、また斜面を降りるのも楽しくなりました。斜面を登ったところでランチを食べたのですが、もちろんバックパックにはさまれていたバゲットは平たくなり、とても冷たいランチとなっていました・・・。とはいうものの、とても美味しいのです。



遠くにはなんと!モンブランが見えます。白い山がわかるでしょうか?天気も快晴で、とおってもきれいな日でした。



今日は時間配分もばっちりです。2回のランでしたが、3時半には終了して下山してきました。


夜は本格派チーズ・フォンドゥです。これがまた、お、おいしい。チーズがチーズっぽくなく、白ワインと上手に合わさっています。あー体力的に疲れたあとはこうしたご褒美が本当に嬉しいものです。

Wednesday, December 28, 2005

ハードコア1

今日からはもっとハードコアなスノボレッスンの開始です。それは・・・。バックパックにシャベルやポールやスノーシューズを背負い、山の斜面を歩いて登り、スノボで降りてくるというもの。かなりヘビーです。スノボだけではなく雪山初心者の私にとっては。



1時間ほどかけて斜面をじぐざぐに登り、2分ほどでスノボで降りる、というパターン。本当にほんの一瞬の快楽のために、何時間も苦労をするのです。

斜面はこれまでにないほど急でした。でも誰も滑っていないパウダースノーが待ち受けています。初心者だと斜面に突っ込んで滑っていくのはものすごく怖いのですが・・・。えいや、で滑ってみました。何度か転びましたが雪の優しいこと!全然痛くないのです。おかげで何度転んでも次へとチャレンジできます。パウダー・スノーに魅せられた人がそれにのめり込んでしまう、というのも納得!



ただし・・・この日は実は時計を見るの忘れ、2回この「登って降りる」というのを行ったのですが、2回目にはもうリフトもクローズしており、パトロールのお兄ちゃんが下で待っている、というシチュエーションになってしまいました。しかも、斜面には私一人(彼はすでに降りて下で待機)。斜面上でバックパックを下ろし、スノーシューズとポールをバックパックに付け、スノボを装着して降りてくるというのを一人でするのは(とくに初心者だと)大変なこと。時間のプレッシャーに耐えて何度か転びましたが降りてくることができました。

パトロールおにいちゃんには平謝りです。でも優しい人で(初心者にがみがみいっても萎縮するだけ、と思ったのでしょう) that is alright といってくれました。彼も時間を忘れてこのような事態になってしまったことに対して平謝り。教訓その1:時計は常にチェックする。

日が落ちてからは本当に時間は早いのです。

Monday, December 26, 2005

ピザ

この日は別のリゾートに行きました。ゴンドラからの景色はとっても雄大です。山の裾のところに雲が広がっているのがわかるでしょうか。雲の下には村があります。ゴンドラ乗り場では曇りでどんよりとした天気なのですが、高地にあがって雲の上にでるとものすごくいい天気です。



このエリアはみんな岩がごつごつしている山が多く、雪に埋もれていればいいのですがそうでないとすこし怖い感じがしませんか?日本のスキーリゾートとは異なった雰囲気をかもし出しています。

今日のランチはピザです。日差しがいいので寒いとはいいつつ外でのランチ。熱々のピザもすぐに冷めてしまうので急いで食べます。



しかし・・・。この日も中級者用のスロープを容赦なく行かされました(涙)。ターンが思うようにできず、初心者にありがちなずずずずずっという格好で降りることを余儀なくされた私。太ももが震えています!



(岩山に向かうケーブルカーが見えるでしょうか?)

Sunday, December 25, 2005

スノボ合宿

二日目の朝はかなりへとへとで結局ゲレンデに出たのはお昼過ぎからでした。よく考えれば試験がずっと続いていたし昨日のドライブもあって疲れていたのでしょう。といいつつ2日目も厳しい教官(彼)のもと、レッスンは続きます。もはや、これはホリデーではありません。合宿です!!!!



夜はスーパーでチキンを丸ごと買ってきてチキンスープを。アパートの目の前のパン屋でバゲットを買いおいしい夕飯となりました。

と書くと、とてもいいホリデーのようですが・・・

合宿です!

Saturday, December 24, 2005

スノボ初日

午前7時 過ぎに起き、大荷物を車に積み込んでいざフランスへ出発!今回は私がドライブです。クリスマス休暇のせいか、街はひっそりしています。普段は駐車スペース を見つけるのが難しいミラノですが、街を通り抜ける際にかなりの空きスペースがありました。帰省した人が結構いるようです。

1イタリアとフランスの国境にあるアルプスを目指します。高速が空いていたせいもあり、順調に車を飛ばします。結局山越え(トンネル越え)をして目的地であるArgentiereという、先日行ったCharmonixからさらに車で高地に15分ほど走らせた村にたどり着いたのはお昼前でした。約3時間のドライブでした。

ここは渓谷に Argentiere や Charmonixを含めて幾つか村があり、さらに3つほど大きいスキーリゾートがあります。今回滞在するアパートにチェックインして、早速ゲレンデへ。



ヨーロッパは日本のようにスロープが整備されていてそこでスキーあるいはスノボをする、というのではなく、リフトで上までたどり着いたあとはどう下ってもOK、というのがスタイルのようです。といってもメインのスロープはもちろんありますが、スロープ外を行く人の数もかなりいます。



昨シーズンひどく転倒して膝靭帯を損傷した事もあり、精神的トラウマが抜けない初日でした。ターンの仕方をすっかり忘れてしまい、自分でもびっくり(笑)。

夜は滞在しているアパートと、それ以外の小さいホテルを経営しているオーナーのところでディナー。といっても、滞在している人たちとのディナーなので総勢35人ほど。チキンの丸焼きやら自家製のチョコレート、そして本当においしいフレンチドレッシングのサラダなどかなり満腹!35人、といってもクリスマスなので少ないほうなのだとか。シーズンはクリスマスを越えたころからかなり忙しくなるようです。

Friday, December 23, 2005

クリスマスです

さて、今日は大忙しです。まず二日酔い気味ながら部屋の掃除と犬の散歩。そしてこれから2週間借りる車のピックアップ。その後IKEAに立ち寄り、さらに食料品の買出し・・・。

IKEAではこれまで買いたかったアパート用の小さい物をどばっと買いました。ソファのカバーやテーブルランプ、テーブルクロスに植物・・・ふと気づくと150ユーロほど使っていました。でもかなりこれで部屋が落ち着いてきました。

夜は魚スープを作る予定だったのでその材料と、この先1週間のスノーボード旅行のための食料(サラミやらチーズなど)を買いました。ここでもどばっと景気よくお金が飛んでいってしまったけれど、まあクリスマスだしいいか。

帰宅後すぐにIKEAグッズでアパートをデコレーションし直して、料理を開始。夜にはミラノから1時間ほど離れた空港に彼を迎えにドライブ。なかなか忙しいクリスマス・イブ・イブです。

ところで、空港でよく犬を連れて出迎えに来ている人を見かけます。私もその一人なのですが、こうした風景って日本では目にしないので改めてヨーロッパ(犬フレンドリー)に居るな、と思ってしまいます。

なんだか大荷物を持って現れた彼。途中まで全然気づかなかったのですが、大きいスノボバッグは私へのプレゼントでした。バッグ、ではありません。スノボです。明日からの旅に備えて。これ以外にもいろいろスノボグッズ(といっても可愛らしいものではなく、かなりハードコアなものばかり)をもらいました。

昨日クリスマスショッピングで彼のプレゼント買っといてよかった!とちょっとホッとしました(笑)。

家に帰ったのは真夜中近く。魚スープは今回は残念ながら魚が煮込みすぎてしまいました。まあいいか、クリスマスですし・・・。

松下幸之助:ミラノMBAバージョン パート2

さて皆様。以前に松下幸之助ならぬミラノMBA三か条とブログに綴ったのを覚えていただいているでしょうか。人に媚びずにほどほどの距離を保って勉学に励む、というものです。どうやらそれが最近効いてきているようです。

試験終了の時に、来期のグループプロジェクトが発表されました。新しいグループの構成メンバーは:
プリンセスと(陰で)呼ばれているギリシャ人(女) 主にちょっぴり高飛車な態度からです
私のファージャケットをいまだに昔の犬の毛を剥いで作ったと思っているアメリカ人(男)
優柔不断なドイツ人(男)
フレンドリーなカナダ人(男)
です。

後半二人は結構話しやすい人なので私もこのグループでよかったな、と思ったのですが、彼らから一斉に「君と一緒のチームでよかった!他の人に君と同じチームなんだよ、と言うたびに you are lucky that you have her といわれた!」と言ってくれました。これも、あまりポピュラーにならずにクラスでの発言を控えているせい?(ミステリアスなほど賢いと思われるものです)。

また、前のグループメンバーにも、you are the best! といってクリスマスプレゼントをもらいました(といっても私に、ではなくて犬に、なんですけどね)。これも、ポピュラーな人には取り繕わず、地道に友達と仲良くする、という教えがあったからこそ。

さらには、上記のまだあまり仲良くないドイツ人から結構深刻な恋愛話相談を受けました。「君の事はまだよく知らないけど、なんだかとても信頼できそうだから」。こちらも寡黙さが生んだ信頼というオーラのおかげです。

ということで、実際にはあまりそれほど賢くなく、ひょうひょうとしている私でも、使い方(見せ方?)によっては人は過大評価する!ということが確認できた松下幸之助ミラノMBAバージョンでした。

Thursday, December 22, 2005

Financial Report 終了

Financial Report はアメリカ人の教授がコースを教えていました。教授の都合で12月に入ってからのコースだったので、試験までの約2週間ほどで会計の応用、財務表からなにが読み取れて、どう解釈するのかをぎゅっとつめこまれた授業でした。

ただ単に Income Statement や Balance Sheet を読むのではなく、そこからさらに突っ込んで見なさい、というガイドラインで、例えば設備投資などでもレンタルの形にするのかリースとするのかで最終 Incomeが異なったり、資産と負債の値が異なったりするのです。また、予測されうる出来事についてはContengincyあるいは Commitmentとしてその額を見積もっておく、予測できない出来事(災害など)は別の形で記載する、などなど。こうした細かい情報は財務表の注記にのっていて、実際の数字には現れにくいものです。授業でも繰り返し注記は読むように、と教えられました。

さて、昨日はもう気が抜けてしまい、余り勉強できませんでした。でも選択問題だったのでおそらく大丈夫でしょう!この後はパーティです。

北欧パーティ

試験終了後、最初にした事はバールで友達とグラッパ&カフェをくぃっと飲みました(笑)。いい気分になったところでまずはクリスマスショッピングへ!

試験の最中、これが終わったら買い物に行くぞ!とひたすら念仏のように唱えていました。ミラノに来てから買い物をしていなかったのでちょっと爆発気味?にセーターやらなんやらを買い込みかなり満足。

その後急いで帰宅し、犬を連れてまずはパーティ第一弾!北欧出身のスエーデン人&ノルウェー人が主催の飲んだ暮れパーティです。行くとなぜかオランダ人が彼女と料理していました(笑)。私は行く途中でジェラートを買って参加しました(これが大好評でした)。

ここでは20人ぐらいいたかな。みんな試験から解放されていい顔しています!ほとんどのクラスメートは前日までの徹夜続きでこの一次会(午後1時スタート)には来れていなかったようです。私も眠かったのですがそれよりもパーっとドンちゃん騒ぎしたい!ということで参加。とってもすっきりしました。

午後8時まで飲んでいて、そこからは2次会。こちらは友達宅ではなく、お店を借り切ってのパーティです。大体150人ぐらい参加したでしょうか。もちろん犬も連れて行きました。ここでは・・・飲んで踊ってハグしてキスして(イタリアではチーク・チーク・チークで頬を交互にチュッチュッチュとするのが挨拶なのです)ここでもストレス発散!1タームの試験終了でこれだけのどんちゃん騒ぎなら、卒業の時はどうなっているのだろう・・・とふと考えました(笑)。

午後2時過ぎから飲んでいる私は夜11時半ごろになるともうへとへと。まだまだパーティは続いていましたが早々と犬と退去。最後にまたしても何人もの友達とチュッチュッチュを繰り返し、家路につきました・・・。

Wednesday, December 21, 2005

Financial Market 終了

ほっとしました。このファイナンシャルマーケットはいわば金融入門で、全体像をカバーしたものです。中央銀行の役割にはじまり、それぞれの金融マーケット(為替、マネー、ストック、デリバティブ)の特徴、取引される種々の証券債券の特徴にについて、銀行のリスクとその予測、バーゼル規制の進化について、などなどなど。

私は全く金融の知識がないので、最初はこういった常識もわからず授業を聞いていました。日本語でもわからないので、英語で理解できなかった単語や説明文をインターネットで調べて日本語で読んでも余計???と混乱するばかり。正直、専門単語(securities, financial instruments ...)は最初全然感覚がつかめませんでした。

study 昨日は夜1時過ぎまで勉強。為替ヘッジングや裁定取引の計算をかなり集中してやりました。その他、何度読み返して自分で記述しても曖昧になってしまう語句の説明。。。うちひとつはテストででましたが、やっぱり曖昧な説明になってしまいました。

教授はとても頭が切れるひとで、授業はレベルが高かったです。来期のファイナンスも彼がいいな、と思ったのですがどうやら違う教授になるようです。残念。

さて、後ひとつ。明日は会計学。
まったく勉強していません。

感謝!

先ほど、日本からの荷物が届きました。友達からのパッケージ!中は柚子胡椒を初め、いろいろと懐かしい日本のお菓子がならんでいます。仕事と結婚で忙しい中新婚旅行に行く前に送ってくれたパッケージ。とても嬉しいサプライズです。感謝!

QMつづき

Quantitative Methods についてもう少し(結構面白いので)。

ビジネスディシジョンでは以下のような例をやりました。

映画制作会社がテレビ番組制作をするか、夏リリースの映画を制作するかで決断を迫られている。テレビ番組にすれば、リスクはなく制作費と売り上げが単純に計算できるが、その額は低い。映画を制作するのであれば、さまざまな可能性が考えられる。監督を大御所に頼むと、大ヒットの可能性は高いが制作費がかさむ。さらに彼は締切に間に合わないことで有名で、もし間に合わなければ夏のリリースを逃し、売り上げが極端に落ち込む。彼のバックアップとして若手監督を使えばオンタイムに制作は進み制作費も少なくてすむが、ヒットする可能性はさがり、さらにその収入は低い。会社は映画を製作すべきか、それともテレビ番組をしたほうがいいのか。


A, B, Cの市をまたぐ高速を作る際に、コストを抑え、なおかつそれぞれの市が満足するようなコスト分配はどうしたらよいか。それぞれの市の高速を使う頻度は異なり、また事業を共同で進めるより市で進めるほうがコストが下がる場合もある。どのようなプランで、どのようにそれぞれの市に説明するのか。

ブランド嗜好で、女性に人気あるいは男性に人気のあるブランドはどれか。それは統計的に差があるといえるのか。

などなど、このようなケースで、どの決断が一番ビジネスに利益をもたらすのかというのをひとつひとつ解いていくのです。

どれも統計、あるいは数学的指標で答えが出てきます。そこまでたどり着くのが大変ですが、最終的にはかなりすっきりと理解できます。

面白い!

Tuesday, December 20, 2005

Quantitative Methods 終了

Quantitative Methods (計量的手法) のテストが終わりました。9月のプレコースから始って、かれこれ3ヶ月のコースです。利子の計算からスタートしたこのクラス、国債&社債、ローンにリース、現在価格と将来価格を経て、後期はかなりプラクティカルにケーススタディを交えて利益の最大化&コストの最小化、フォアキャスト、ビジネスディシジョンの際の確率計算まで、実にいろいろなトピックを数学的にアプローチしてきました。

一番私としては楽に参加できた授業ですが、ただこのコースを教えている教授が名物教授で、とっても大変だったのです。わかりやすい内容をわけのわからない例を使って説明したり、質問をしてもそれに対する回答が帰ってこなかったり、難しくなるとすぐに「カプチーノ&ブリオッシュ」の言葉ではぐらかしたり。性格も教え方もとても奇特な先生でした。(ちなみに、よく犬の散歩のときに公園で遭遇して挨拶はしていたんですけどね)。

テストは2時間で6問。とっても大変でした。持ち込みは可能だったので、前日にまとめたノートと計算機(パソコンは禁止)で臨んだんですが、中には10センチぐらいの資料を持ち込んだ人もいました。テストの最中にその中の資料から自分の見たいものを探すほうが大変(笑)。

とりあえず、ぼちぼちできました。

Monday, December 19, 2005

Microeconomics 終了

ミクロ経済のテストが終わりました!とりあえず、ホッと一息。前半戦の山場を越えました。

週末かなりの時間をミクロに割いて勉強していました。ちょっとした計算をうっかりとしたミスで間違えることが何度あったことか。注意力散漫とはこのこと。テストではどんな計算も、計算機を使って確認するようにしました。

ミクロの教授はラッセル・クロウに似ています。ゲーム理論からスタートしたこの授業ですが、90分x3コマで週に1回のペースでした。3時間半もミクロをぶっ通しで聞いていると、とっても疲れます。そして最後の30分ぐらいはいつもぼーっとしてしまうのですが、その最後の30分に結構重要なトピックがカバーされていたので、今回本当に苦労しました。

ゲーム理論の他、利益を最大にするための価格&数設定、独占市場、競争市場(っていうのでしょうか?)における理論モデル、価格差別化、フランチャイズ、広告、スイッチングコスト、などなど盛りだくさんにこの1ヵ月半授業が展開されました。

数学は得意、といいながら「微分ってなんだっけ?」からスタートし、大学の時も経済の授業はひとつもとっていない私にとって、もっとも苦労した授業です。

テストでは計算から理論、概念の説明そしてプラクティカルな例まで、こちらも幅広く問われるものでした。とりあえず、全部には答えた…ので、あとはその「姿勢」をどこまで教授が評価してくれるか、です。内容があっているかというよりも同情点をくれ!という感じです(笑)。

テスト後は昨日行けなかった犬の散歩にいってしばし休憩。

明日から後半戦です。がんばります。

Sunday, December 18, 2005

テイクアウト

一日中勉強しても追いつきません。今日はファイナンスをまとめて、数学をちょこっとやり学校に行きました。友達から過去問のコピーをゲットするためです。最近とても天気がよく、空気は冷たいのですがとても乾燥していて外に出るのも苦になりません。といっても単に勉強から逃れたかっただけかもしれませんが(笑)。

帰り道によく行く中華料理屋でテイクアウトをしました。こういう混沌としたレストラン(中華料理屋)でテイクアウトを頼んだのはずいぶん久しぶりです。前職の時に、海外出張で疲れて帰ってきた時はよく夜中にテイクアウトを頼んでホテルで食べたな、とふと考えてみました。最後にそうしたのは5月のメルボルンでした。なんだか懐かしい。

恐らく、こういうシチュエーションを理解できる人はなかなかいないでしょうが、「混沌としたレストラン」「中華またはアジア系」「まわりは外国語」「10 分ほど何をするでもなくボーっと待つ」というのは私にとってなんだかすごい感覚なのです。何度も何度も出張の時にしていたので、なんだか当たり前のことなんだけど異次元の感覚…。

いかんいかん、ミクロの勉強のしすぎで頭が少し壊れてきたようです。