Wednesday, December 21, 2005

QMつづき

Quantitative Methods についてもう少し(結構面白いので)。

ビジネスディシジョンでは以下のような例をやりました。

映画制作会社がテレビ番組制作をするか、夏リリースの映画を制作するかで決断を迫られている。テレビ番組にすれば、リスクはなく制作費と売り上げが単純に計算できるが、その額は低い。映画を制作するのであれば、さまざまな可能性が考えられる。監督を大御所に頼むと、大ヒットの可能性は高いが制作費がかさむ。さらに彼は締切に間に合わないことで有名で、もし間に合わなければ夏のリリースを逃し、売り上げが極端に落ち込む。彼のバックアップとして若手監督を使えばオンタイムに制作は進み制作費も少なくてすむが、ヒットする可能性はさがり、さらにその収入は低い。会社は映画を製作すべきか、それともテレビ番組をしたほうがいいのか。


A, B, Cの市をまたぐ高速を作る際に、コストを抑え、なおかつそれぞれの市が満足するようなコスト分配はどうしたらよいか。それぞれの市の高速を使う頻度は異なり、また事業を共同で進めるより市で進めるほうがコストが下がる場合もある。どのようなプランで、どのようにそれぞれの市に説明するのか。

ブランド嗜好で、女性に人気あるいは男性に人気のあるブランドはどれか。それは統計的に差があるといえるのか。

などなど、このようなケースで、どの決断が一番ビジネスに利益をもたらすのかというのをひとつひとつ解いていくのです。

どれも統計、あるいは数学的指標で答えが出てきます。そこまでたどり着くのが大変ですが、最終的にはかなりすっきりと理解できます。

面白い!

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