Thursday, October 26, 2006

1週間半ほどお休み

いろいろ書くことが溜まっているのですが、明日から1週間半ほど東の方へ旅にでるので(笑)しばらくブログアップできません。またパリに戻ったらアップします♪

Wednesday, October 25, 2006

Slow Day

今日は学校がありません。いろいろ勉強やリサーチですることが山積みになっているのですが、どうもこうもやる気がでません。月、火と学校に朝から晩までいたのと(プラス通学時間)、ここに来て肌寒くなった気候が効いているのか、体調もすぐれません...。疲れやすくなったのでしょうか。この私に限って食欲もわかないのです。何かがおかしい(笑)。

週末に浴室の天井から水漏れがあり、大家さんに連絡したり、上の階の住人に連絡してもらったりとばたばたしてしまいました。幸い少しだけの水漏れで半日ぐらいでストップしたので現在は支障がないのですが、それでもアパートの管理人、大家さん、上の階の住人を巻き込んで対処してもらっています。

パリですが、皆さん英語が上手。そしてみんなソフト・スポークンないい人ばかりです。

ところで大家さんが私のアパートに来た際、キッチンにあった山盛りハーブを見て「さすがイタリア人だね~」と言っていました。契約書にはミラノの住所が書いてあったので、どうやら彼は私のことをイタリア人とずっと思っているようです(笑)。何度か会って、何度か「日本人です」と言ったのですけどね。

Monday, October 23, 2006

ポロ・ラルフ・ローレン

今回のブランドの授業はラルフ・ローレンのケースでした。高校時代にみんなで競ってラルフのポロシャツやらかばんやらソックスを買っていたな~、そしてみんな襟をたててポロシャツ着ていたな~なんて少し感傷的になりながら(笑)ケースを読みました。

ラルフ・ローレンは「アメリカン・ドリーム」の象徴らしいです。ファッション業界にコネがあったわけでもなく、普通の労働階級の家庭に育ったローレン。最初はネクタイのブランドからスタート。伝統やカレッジ、スポーツといった東海岸のティストを含み、これまでのネクタイとは異なるデザイン、色、素材を売りに成功を収めます。この時にポロというスポーツをロゴにしようということで、彼の名前にさらにポロとつけたのがポロ・ラルフ・ローレンの始まりです。

その後ポロシャツを作りさらに成功を収めた彼はその製品群を洋服へと広げます。とはいうものの、「私はファッションを作っているのではない。ライフスタイルを生み出しているのだ」という彼独自のポリシーのもと、様々な世代をターゲットにしたブランドを立ち上げました。ちなみに数年前の時点で60にもおよぶブランドを所有していたそうです。

ここまでなぜ短期間でビジネスを拡張できたかというと、ライセンス契約によるところが非常に大きいのが特徴。ブランド名、ロゴの使用を許可し、デザイン、製造、価格設定までライセンス契約先に依存したことにより、実は会社のブランドイメージをコントロールしきれず、安価な製品がマーケットを出回ったりしてしまいました。この軌道修正として、ここ数年はこうしたライセンスを逆に買い戻し、イメージの著しく悪いブランドは廃止し、高級層へのブランド拡張を図っています(高級スーツ、家具など)。

ちなみに、ポロ・ラルフ・ローレンの売上の7割はアメリカ。次いで大きいのが日本(たしか15%ぐらい)。このブランドはヨーロッパや他のアジアではほとんど売れていません。クラスでも議論がまっぷたつに分かれました。まず、アメリカと日本では最近の高級化戦略はかなり好意的に受けいられています。そもそもアメリカ感を売りにしたブランドなので、アメリカ人には受けがいいだろうし、日本人もアメリカ文化を好ましく思っているし、販売は路面店はなくとも(今年表参道にオープンしたそうですが)西武などのデパートで販売されており、ブランドとしての権威はなんとなく保たれていたのではないでしょうか。

一方、反アメリカ?(反ポロ・ラルフ・ローレンといった方が適切ですが)となるカナダやヨーロッパ、中国の国々の学生は、「ポロは高級ブランドではないし、今後高級ブランドになることはありえない」といっています。まあ文化的政治的な反対、というよりも、ラルフ・ローレンがこうした地域をほとんどライセンス契約にしブランドのイメージコントロールを行わなかった、というのが原因でしょう。カナダ人の学生は「シアーズでセールで売っているポロを見てしまうととてもじゃないけどいい印象は受けない」と言っていたし、中国人の友人は「近所の工場で安価に作られているポロを見ると高級感は感じない」と言っていました。ポロ・ラルフ・ローレンで昔働いていたという教授も、「こんなに長く会社を経営しているのに、ローレンはまだ中国に行ったことがないんだ(=中国を主要マーケットとして認識していない、あるいは主要マーケットに育てようと考えていない)」とも。

なかなか面白いトピックです。流通の戦略によってブランドのイメージが大きく変わります。ブランドのイメージを維持しようとするには直営店が必要で、そうなると投資を含めたコストは非常に大きな負担となります。未開拓の地域ではリターンがとれないリスクを避けるため、ライセンス契約で知名度を高め、初期コストを低くして利益を比較的容易に生み出し、余裕がでてきたところで徐々に投資を大きくしていく(直営店の進出など)、というパターンが多いようですが、これを大きな%で行ったのがポロ・ラルフ・ローレン(その他ジャン・ポール・ゴルチエなども同様)というわけです。

普通こうした流通戦略は面白くないことが多いのですが(笑)、こうしたブランドやファッションが絡むととてもわかりやすいし、なによりもケースを読むのが楽。5分ぐらいでさらさらさら~と読めてしまいます。ちなみにこの授業で扱うケースはほとんど教授による学内製作。さすが、ESSECの売りのひとつのコースです。

Sunday, October 22, 2006

Pot au Feu


忙しくてなかなかアップできませんでした。週末は彼と一緒にワインを飲んだくれて終わってしまいました…(笑)。4本ぐらい空けたかな。パリに来てから赤ワインの消費量がものすごい増えています。

家で飲むことにしたので夕飯も一緒に作りました。ポトフです。お肉屋さんでポトフ用のお肉を買ってきて、あとはハーブと野菜と一緒に低温でぐつぐつ煮込むだけ。数時間(5時間ぐらい)煮込んでいる間は赤ワインとバゲットを楽しみました。

Friday, October 20, 2006

レポート

今日は学校がなかったのに学校に行ってきました。グループプロジェクトがいくつかあるので、その打ち合わせです。パリに来て遊びモードがかなりあるのですが、授業も始まってようやくケースや文献を読む気になってきました(笑)。

最初はプロダクト・ポリシーの授業。製品のライフサイクルに絡んだマーケット調査を習う授業ですが、クラスのプロジェクトとして新規製品を開発するにあたってのマーケット調査を行わなくてはいけません。さらに、その調査で得られたデータが果たして有意義なデータかどうかもテストする必要があります。単なるマーケット調査の手法を習うだけではなく、もう一歩つっこんだ内容です。

一緒のグループになったのは中国人の二人(女性)。そのうち1人はフランス語のクラスでも一緒なのでかなり気心は知れています。最初は20-30歳女性をターゲットとしたマッサージ(エステ)業界で新サービスを提供する、というストーリにしようか、とかなり自己希望的なアイディアでしたが、教授と話し合った結果サービスではなく製品での調査をすることに。データのバリデーションも必要なのでそうなるとだいたいアイディアは決まってきます。ラップトップ、携帯、デジカメ、などなど。結局ラップトップで合意。ストーリー的にはつまらなそうですが(笑)、まあメソドロジー(手法、統計、バリデーション)を学ぶにはやりやすいトピックかな、ということで。

午後からは戦略のクラスのメンバーと話し合いです。来週にある EasyJet の件では概要とポイントをまとめ、3週間後にある我々のケース Vivendi はその内容をおさらいしたところでタイムアップ。このメンバーは韓国人、カナダ人、シンガポール人です。まだ始まったばかりでお互いを知る意味でも話し合いはなかなか興味深いのですが、EasyJet の直面している問題は何か、という問いには「戦略に問題がある」by カナダ人、「SWOT分析すればいい」by シンガポール人、「コストコントロールが大事」 by 韓国人。

私はちょっとびっくりしてしまいました。戦略に問題があるというのは、具体的にどの戦略にたいしてどの問題があるのか。SWOT分析すればそれで問題は明らかになるのか。コストコントロールが大事なのはEasyJetに限らず、低価格の航空会社ではどれも同じではないのだろうか。なんだか大まかな概念だけで討論している気がしてなりません。

90年代後半からEasyJetの業績が伸びた背景にはインターネットの普及、規制緩和、景気の上昇(余暇充実をはかる傾向)などとともに、低価格旅行者層を狙ったある意味ニッチなマーケットに特化したサービスを提供したからです。その後大手航空会社も真似て同様の低価格サービスを導入しますがことごとく失敗。最終的には低価格航空会社が大手航空会社のエコノミー版事業を買収するまでになりました(EasyJet は British Airways のエコノミー版GOを買収)。一方で低価格旅行者層の市場も伸び率はあるものの、さらなる発展をめざすには事業の拡大が必要です。

こうしたなかで浮上してきた問題としては、合併による企業文化の違いをどのように乗り越えるのか。低価格競争の中でいかに他社と差別化を行い、顧客ロイヤリティを増やすのか。東欧など経済発展が著しいエリアを見込み、ビジネス客もターゲットに入れるとしたら具体的にどういった問題が出てくるのか。最近取り上げられたチケットのキャンセル、到着および発着時刻の遅延などはビジネス客をターゲットとするには非常にクリティカルな要因となってくるが、ではどのようにこのセグメントにアプローチすればいいのか。

などなどなど。

ざーっと考えただけでもこれだけ出てくるのに、いまいちメンバーの反応が弱い気がします。ま、ケース読んでいなかっただけならいいんですけどね(笑)。

ちなみにVivendiはフランスの複合企業です。私は全く知らなかったのですが、もともと水道事業から発展した会社で、水道、下水道、エネルギーなど事業を広げ、さらには通信、不動産、ヘルスケアまで手がけるようになりました。が不動産の失敗がたたり、利益がマイナスとなったところで改革が始まりました。もともと強かったコアビジネスである公共事業、今後の発展が期待される通信、そして不動産&建設にターゲットを絞り、まずは財政の建て直しをはかります。38歳のCEOのもと、大胆な決断がなされます。組織の単純化、不動資産の売却、公共事業から得た利益を通信事業にまわして携帯電話やメディアの分野を強化を進めます。ケースでは1998年までなのですが、現在この会社はマルチメディア会社として成長を続け(公共事業は分社化したようです)Universal Music なども買収。通信だけではなく、メディア、エンターテイメントの分野にも手を広げたようです。

こんな会社あったんですね(笑)。

Thursday, October 19, 2006

パリジェンヌになる

今朝はバゲットの買出しからスタート。近所でもよく行列のできる(といっても日本とは比較になりませんが)パン屋さんに行きました。こちらはマカロンやケーキもあるお店なのですが、バゲットが本当に美味しい。アパートに戻り、ハムとチーズをはさんでサンドイッチにしたり、ジャムやマロンペーストを塗ってそのまま食べたりして一日がスタートしました。

マレ地区に行き、お店をぷらぷらと回ります。以前にも書きましたが、マレは私のお気に入りのエリアです。平日なので人通りも少なめでとてもゆっくりとエリアを歩くことができました。

もちろん、カフェ休憩も忘れていません(笑)。朝ごはんがたくさんだったので、キッシュとフロマージュ・ブランを3人でシェア。これがまたしてもとっても美味しかった...(ため息)。

その後Juneちゃんとみっちいはオーランジェリー美術館へモネの睡蓮を見に行き、私は立ち寄るところがあったのでロイドと別行動。そして二人は慌しくもロンドンへ帰ってしまいました・・・。2日間歩いたので、ロイドもお疲れ。今はソファでごろっと寝ています(笑)。

Tuesday, October 17, 2006

友達 来仏

今日から数日、ロンドン在のみっちいと、日本在のJuneちゃんがパリにやってきます。彼女達はミラノにも2回来てくれました。かなり毎回食べ物中心の面白い滞在なのですが、今回の目玉は

パリのオペラ座でバレエを見る!

バレエ会会長のJuneちゃんと、会員のみっちい。そして入会希望(笑)の私でオペラ座に向かいました。

まずはとにかくオペラ座の豪華さに圧倒されました。下手すると、ベルサイユ宮殿よりも美しい。なんだか館内に入れただけで気持ちが高揚してきます。


そしてバレエ。今回はストーリーがないバレエで3幕構成。最初の幕はクラッシクなものばかりで、チュチュをきた踊り子たちがくるくると舞い、タイツをはいた男性ダンサーが飛び跳ねる。初心者の私はやはり男性ダンサーのタイツ姿をみて、「うーん、あれはどういう下着をつけているのかしら?Tバック?」と思ったり、飛び跳ねている彼らをみて、「Lord of the Ring のホビット族みたいだな~」と感心したり、女性ダンサーのチュチュの丈の長さに種類があるのに感動したり。ようは、ものすごい初心者の感想を持ちました。

第2の幕はモダン・バレエで、衣装もがらりと変わり近代的、幾何学的な衣装。モダン・ダンスに通じる部分があります。それほど面白くなかったのですが、大学時代を思い出してしまいました(大学の体育の専攻で、先生がモダン・ダンス出身だったので私たちも一年間みっちりやらされた)。

第3幕は少し物語がある内容で、一番楽しめました。バレエもさることながら、衣装の美しさに。さすがパリ?だからなのか、とてもきれいな色合いのドレスがたくさん登場し、それだけで満足です。

Monday, October 16, 2006

マーケティング三昧

月曜日はマーケティングの授業だらけです。最初はJimmy Chooのケーススタディ。創立して10年の会社がなぜここまで飛躍的に成長を遂げることができたのか?その流通戦略は?今後の展開は?というのが大まかな内容。

Jimmy Choo の成功は創始者である Tamara Mellon によるところが非常に大きいです。彼女はビダルサスーンの創始者のうちの1人の娘で、20代半ばでイギリスVOUGE誌のアクセサリー・エディターをしていました。かねてから Jimmy Choo のデザインに感銘を受けていた彼女は Choo に共同経営の話を持ちかけて事業をスタート。Choo はマレーシア出身の生粋の靴職人で、カスタム・メイドで注文を受けていました。彼の繊細なデザインは熱烈なファンが多く、故ダイアナ妃も顧客の1人でした。

Tamara の狙った客層は非常にニッチな市場。セクシーな高級ハイヒール(値段は300ポンドから)に限定し、ターゲットとなる客層に猛烈にアピールします。Tamera はこれまで培ったハリウッド社交ネットワークから、俳優、女優、著名人を招待しイベントやパーティを開き、セレブリティ感をアピール。アカデミー賞やエミー賞の舞台でも同様シュー・フィッターとして靴を提供します。Sex and The City での靴の使用も相当効果があったとか。また、最初の店舗はロンドンのスローン通り、NYの5番街(日本での最初の店舗は表参道ヒルズ)。店舗の立地にも非常に気を使い、さらにブランドの高級感を膨らませます。流通の基本は直営店か、高級デパートによる展開。直営店だと投資コストはかかるのですがブランドイメージをコントロールしやすいという利点があります(ルイ・ヴィトンがその良い例)。現在では靴だけではなく、バッグや革製品にも手を広げ、「セクシー・ブランド」としての地位を確立しています。

デザイナーである Jimmy Choo は早々に会社を辞め、現在は Jimmy Choo Couture という名前でカスタム・メイドの世界に逆戻り。もともと靴職人である彼は Tamera の展開する Ready to Wear のコンセプトに違いを感じたのでしょうか。Jimmy Choo が離れる前から実際のデザインを担当していたのが彼の姪である Sandra Choi。ヘッドデザイナーという肩書きはあるものの、Tamera 自身も共同デザイナーとしてその肩書きをもち、Sandra に対してはメディアへの接触も禁止していたほど。今年12月で Sandra の契約が切れるのですが、これまで実質デザインを手がけてこのブランドにはなくてはならない存在になった Sandra をキープするのか(もちろんSandra側は相当額を要求しています)、はたまたここまでほとんど Tamera の力で宣伝、PRをしてきたのでデザイナーを変えてもブランドの地位はゆるがないのか、といったところが現在の問題だそうです。

なかなか面白いですね~。流通の授業とはいえ、会社の戦略も多いに絡んでくるのでとっても興味深いです。

この後の2コマは偶然どちらも Conjoint Analysis (マーケット調査の手法)。Marriott Courtyard 系列を立ち上げる際に行った大規模なマーケット調査の様子を中心にその方法と問題点などをじっくり考えます。Bocconiでもさらっと習ったトピックですが、かなり細かくしてくれるので結構面白い。しかし。Marriott Courtyard は成功例として紹介されていますが(まあアカデミック的にはそうなんでしょうけど)個人的な意見を述べれば...。過去にここに泊まっていい経験をした覚えがございません(笑)。どちらも結構な金額を払ったわりに格安感のあるサービス。趣味の悪い花柄のカーペットに花柄のベッドカバー。チープ感をぬぐいきれない籐の椅子(ちょっと壊れかけ)。まあ泊まったホテルにもよるのでしょうけど(私はサンフランシスコ近郊でした)。納得いかんぞ!

Sunday, October 15, 2006

MBA Fair


パリで開かれたヨーロッパのMBAフェアに参加。Bocconiから連絡があり、ブースを出すので3時間居てくれないか、とのこと。準備する必要もないと言われたので興味がてら参加してみました(実はこういったMBAフェアは行ったことがない)。

ヨーロッパだけではなく世界各地から結構学校が来ていました。Bocconiのブースは私と学校から来たマーケティングの女性。とてもざっくばらん&面白い人でした(笑)。興味のある人が来たらブースで対応するというもので、こういうのも久しぶり。私は学生としての感想(入ってみてわかったBocconiのよい点)を述べていたのですが、彼女はさすがプロ。みんなにいい顔するのではなく、きちんと話す相手を評価しながら情報を伝えています。

あなたはなぜMBAと思うの?
なぜボッコーニと思うの?
なぜ今なの?

これってマーケティングの基本ですよね。Provide the right product to the right market at the right time。彼女の姿勢は、Bocconiを宣伝しながらも、学校の質を高めるためにより優れた人に応募して欲しい、というものでした。確かに、ブースに来てくれた人の中では、「うーん、こういう人がクラスにいたらすこしMBA失望しちゃうな」(経験がない、何をしたいのか明確ではない、将来の夢がかなり小さい)という人から、非常に頭の回転の速そうな優秀そうな人までいました。いわゆるピンからキリまで、っちゅーやつですね。


しかし。久しぶりの3時間たちっぱなし&話しっぱなしに少々疲れてしまいました。帰りに買い物でもしようかな~と思ったのにさっさと帰宅。こんなに体力なかったかしら??

Saturday, October 14, 2006

キャンピング

先日のスイスキャンプの写真をアップデート。

まずは一日目。
モ~。

ここ全て登ってきたんですよね。てくてくと。





この写真↓から二日目。




山頂にて。



お疲れロイド君。

Friday, October 13, 2006

だめ日だけどフォー!

今日は朝からぐでぐでです。やる気がでない。ケーススタディをやろうと思っていたのに、中途半端にランチを作り(でも先日のモロッコ料理に刺激をうけてクスクスにしてみました!かなり成功)、そしてお昼寝。夕方には大家さんが来てインターネットやらテレビ、電話の再設定。ほぼ、完成。ただし、まだWiFiがつながらないんだよね。あ~どうしてインターネットって面倒なの?

そんなこんなで少々遅れ気味に夜ご飯の待ち合わせ。昨日一緒だったYさんです。会ってから2日目とは思えないほどのくつろぎトークでした。今回は、以前から行きたかった中華街のフォーに。フォーのお店って通りに3-4軒ずらずらと並んでいますが、お勧めは「フォー14」だそうです。


頼んだのはチャイニーズ・ダンプリン、エッグ・ロール、そしてフォー。ダンプリンは餃子とかっぽくない不思議なものでしたが、とってもつぼにはまります。美味。エッグ・ロールは春巻きですが、小さくてかりっとしていて食べやすい。皮が違うのかな。


そしてフォーはさっぱり系。この店一押しっぽいフォーを頼んだら、薄切り肉と牛団子、そして内臓っぽいやつが入っていました。内臓というか胃の皮っぽいやつ。私的には薄切り肉だけでよかったので、次回は普通のフォーにしてみよう、と。

絶対美味しいだろうと思って、携帯のカメラを持ってきたのですがなんと2枚取った時点でバッテリーが終了。そういえば最近チャージしていなかった...。でもYさんがいろいろ写真を撮ったので、そのうちアップロードさせていただきます!

飲んだくれ

さて、昨夜は以前の職場でお世話になったある方の知り合いとパリで会いました。ヨーロッパのMBAに興味があり、私の通うミラノのBocconiも候補にあるというので、お会いしてご飯を一緒にすることに。

とっても気さくな方で、お料理も美味しく(私は鶉を食べました)…。それほど強くないのに二人で赤ワイン1本空けました(おかげで昨晩はぐっすり寝れました)。そして話が盛り上がり気づいたら真夜中近く。19時半集合だったので、ものすごくしゃべっていたことになります。

そして二人で続き会を決定(笑)。今夜はベトナム料理、フォーを食べに行きます。

Thursday, October 12, 2006

戦略ざんまい

今日は戦略系の授業が二つ。いつも思うのですが、戦略系の授業、教授はとても面白いです。ミラノのBocconiでも、パリのESSECでも。ただ、戦略のセオリーや教え方は学校によってそれぞれ少し違うのです(学内の教授陣では統一していますが)。まあ戦略って right answer や right tools っていうのがなかなかないので、いろいろな見方、捉え方ができるからかもしれませんけどね。

さて、最初の授業は Competitive Strategy。「コンペティティブ・ストラテジー」っていかにもありそうだけど定義がいまいちわからないな、と思ったのですが、ビジネスやネットワークのレベルで、より競合力を高めるための戦略、らしいです。コーポレートやファンクショナルレベルではないらしい。

薬学の博士学を持つのがこの教授。研究していた時にフランス軍隊のプロジェクトに関わり(放射線の被曝量を血液から調べるというのがテーマだったらしい)、科学以外は全く無知だったのでESSECでプロジェクト・マネージメントやアカウンティングのクラスを取り始めたそうです。そしたらESSECが教授職をオファー(笑)。で結局ESSECで教鞭をとることになったそうです。

かなりダイナミックな先生で、何を言いたいのか、何を私たちに言わせたいのかが曖昧でしたが、それでも授業は面白いです。ちょっとしたゲーム理論の実践をしてみたり(理論を読むよりよっぽどわかる)。

ゲーム1
「ここに10切れのパイがあります。あなたは隣の人に何切れかあげることにしました。残りは全てあなたの取り分です。あなたは何切れ隣人にオファーしますか?ただし、もし隣人が「いらない」といえば、あなたも隣人も何も得ることができません。」。

簡単ですので、ぜひやってみてください。

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ちなみに私がオファーしたのは5切れ(隣人は accept)。隣に座ったシンガポール人がオファーしたのは4切れ(私も accept)。この時の心理が面白いです。4切れオファーか。相手は6切れなのに。でもこのオファーを受けなかったら私は何も得るものがないな~、と考え、等分ではないのですがOKを出しました。

クラスの中には1切れをオファーした人も。「相手はNOと言えば何も得るものがない。0より1の方がいいに決まっている。そして自分の取り分を最大限にしたい」というのが理由。非常に rational。

ただここでのポイントは、①1切れをオファーされた隣人は、NOと言う力をもっている → あなたに取り分を与えない(隣人も取り分はないが所詮1切れ)こともできる。②たいてい、4から5切れをオファーする人が多い。そうするとOK率はあがる。4切れと5切れの違いは、4切れはリスクを伴うが、その分ベネフィットもある。5切れの場合はリスクはかなり回避できるが、取り分は隣人とイーブンになる。

なかなか面白いと思いませんか?ちなみにほとんどの人は5切れオファー。次に多かったのは4切れと1切れ。それ以外はほとんどありませんでした。NOと隣人に言われる率は1切れが一番多く、その後数字があがるにつれ減少して行きます。教授いわく、実際のビジネスの交渉も同じ。全てrationalに考えるケースというのは非常に少ないそうです。

ゲーム2
「ここにある商品があります。あなたはその在庫を6個もっています。そしてあなたの競合も6個持っています。さて、現在のマーケットではこの商品を買いたい、という人は10人。マーケット調査から、彼らのこの商品に対する willingness to pay は10ユーロであることがわかっています。これからこのカスタマーが1人ずつ、あなたと競合を訪れ値段を聞き、安かった方を購入します。それぞれのカスタマに対して、自分で値段を考えてください」。

まず一人目。値段を考える。競合も値段を考える。いっせーのーで、でお互いの値段を見せ、安かった方が売上計上、高かった方は売上なし。これを10回繰り返す。お互いの値段が一致していた場合は、1回目はあなた、2回目は競合、3回目はあなた、というように順番に売上を計上する。

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これも面白いでしょう?なかなか脳みそを使いました。クラスの中で結果を見たのですが、累計売上を比較してみると、安売りバトルのグループや両者高売上のグループなど、いろいろありました。私の戦略は、実は商品が6個しかないので、競合に安くこの6個をゲットさせ、残りのカスタマ(4)は私の独占市場になるので最大価格をつけれる、というもの。考えとしてはよかったのですが、「相手に安い価格をつけさせる」というところがかなり難しかった。私も低めのオファーをして相手を牽制していたら、相手よりも低くて結局私が売上することになっちゃった、とか(笑)。

このゲームのwin winソリューションは、相手も自分も常に最高額(10ユーロ)をオファーするというもの。同じ価格であれば順番に売上計上ができるので、結果としてお互いに50ユーロ稼げます。最悪の場合でも、4個売れば40ユーロの売上(相手の在庫終了を待って自分の在庫を売る)。なので40以下の売上を計上した人ははっきりいって「おばかさん」と言うわけで(笑)。クラスは40人ほどいるのですが、40以上の売上記録した人は4人ぐらいだったかな(笑)。私も37で低めでした。相手の値段を下げさせようとしたところで失敗したのが響いた。

来週の課題は、「相手の値段をどう下げさせるか」。私の戦略は間違ってはいなかったようです。


あ、長くなりますがそのついでに。
2つ目の授業は Management & Strategy 。初心者クラスですが、このクラスは何がいいかって、教授がものすごいわかりやすい。オランダ系フランス人の先生ですが、パワーポイントも私がMBAで受けたコースのなかでダントツにきれいでわかりやすいし、説明のしかたもとても素直に理解できる。ケースも盛りだくさんのコースになりそうで、今からとても楽しみです。

Wednesday, October 11, 2006

Thoughts

昨日はまたしても高校時代の友人と3人でランチ。和食レストランなのですが、日本の中華、を扱っているところでとおっても美味しかったです。私が食べたのは四川ラーメンと半チャーハン。なんだか麺続きです。

restaurant EBIS えびす
19 rue saint roch
750001 paris
tel: 01 42 61 05 90

そしてその後はAngelinaでモンブラン。普段はモンブラン食べない私ですが、どうやらとても美味しいらしいし、秋でマロンの季節だな~ということでセレクト。6.5ユーロだったかな?見た目は結構ジャンボ。茶色のコーティングの中は生クリームで、土台は小さいメレンゲでした。この3種の味の融合がたまりません。ほにょっとしたクリーム、しっとりした茶色コーティング(なんていう名前でしたっけ?)、そしてさくっとしたメレンゲ。ちなみに栗自体ははいっていません(茶色ペーストがマロン味)。美味しい~。

日本では銀座のプランタンで販売しているらしいですね。まったくそんなことも知りませんでした。

結局ランチ~お茶まで、午後2時集合で解散は午後7時。その間全部しゃべりっぱなし。女子パワーです。

そんなこんなで充実した昨日でしたが、今日はちょっと落ち込み気味。結構興味のある会社の電話面接だったのですが、玉砕…。ひさしぶりの面接、しかも電話で緊張してしまいました。あ~残念。かなり行きたかったのに~。でもまあこれも人生&運命。うまくいかなかったのにもなにか理由があるのでしょう(この後の就職活動で開花するとか)。ま、とりあえずちょっとへこたれ気味の午後ですががんばって回復いたします。

Monday, October 09, 2006

Pho in Paris


携帯で取ったので、見にくかったらごめんなさい。

授業を終えてパリに戻ったらもう夜の9時を過ぎていました。スーパーも閉まっています。しょうがないので散歩がてら、前から少し気になっていたベトナム料理屋さんでフォーを食べに行きました。


ここはテイクアウトもやっているとても小さなお店です。

久しぶりに食べるフォーはやはり胃に優しい♪ 美味しくて瞬時になくなってしまいました(笑)。

月曜日は、ここに通うかな。


お店の入り口も、カジュアルだけど騒々しいデコレーションはアジア料理ならでは。

授業開始

月曜日は大忙しです。朝9時から、夜8時まで。3時間の授業を3コマも取ってしまいました。

最初の授業は International Luxury Brand Distribution。授業内容は、とりあえず今日が初日ということで Luxury Brand とは何か、どういった流通チャネル戦略があるか、の概要でした。また話の中でブランドの最近の出来事、歴史などぽんぽん出てきました。デザイナーの変遷、どのブランドが株式公開してどのブランドがプライベートなままなのか。この写真のデザイナーは誰でどういった仕事をしているか。

私はこうしたファッション業界出身ではないのですが、だいたい把握できました。今日の内容であれば、東京にいる女友達との会話をつなぎあわせれば結構太刀打ちできたかも(笑)。クラスの内訳ですが、14カ国からの学生約35人。フランス人ももちろんいます。中国、韓国、日本からの留学生もいますが、私も含めてアジア学生の意味は非常にあります。

なぜなら。

ブランド消費(購入)を Nationality で統計をとると、なんと日本人の消費(購入)が全世界の41%を占めています。日本以外のアジア諸国が12%。あわせると、世界の消費の半分をアジア人がたたき出しているわけです。ちなみにアメリカ人は17%、ヨーロッパ人は12%にとどまっています。

この統計の見方、とても面白かったです。通常、ブランドの売り上げは地域別に表示されます。日本での売り上げ、アメリカでの売り上げ、ヨーロッパでの売り上げ、などなど。でも、これでは誰が消費しているのかが見えてきません。地域的な売り上げ、ではなく、誰が、どの人種が購入しているのか、を探ったのが上記の数字になります。

日本人では3割が国内購入、7割が海外購入のようです。これを企業戦略にしてしまったのが、Duty Free Shop。どこに店舗を置くのかを決断するときに、「日本人が海外旅行する時の基点となる国の空港にお店を置く」というのが戦略の一つだったようです。グアム、香港、韓国、シンガポールなどなど。なるほど、こうした国の空港は確かに免税店が多いですね。

来週は Jimmy Choo のケースです。楽しみ~。

Sunday, October 08, 2006

宴会の翌日

土曜日の夜は彼と二人でこたつで食事をしました。日中、日本&韓国食材店まで食材調達に行き、お鍋をする予定だったのですがお店で鉄板を発見し、急遽焼肉に(笑)。キムチ、お肉をたらふく買い、こたつでする焼肉。そしてフランスから持ってきた赤ワイン。なかなか美味しい夜でした。が、目を放した隙にロイドがキムチを食べていた!(笑)。お腹こわさないのかしら?

赤ワインや食後に飲んだベイリーズなどが効いたのか、こたつでそのままうたた寝してしまいました。今日は朝起きて、いきなりふたりで、「天麩羅作ろう」ということになぜかなりました。たくさん食べて飲んだ翌日は変なことを考えてしまうものです。


彼はなぜか物をたくさん持っています。その中のひとつが、この天麩羅用のお鍋&温度計。何度で揚げるかも知らなかったのですが、これがあれば心強い!横に並んだお鍋では、昆布から出しをとって天麩羅用のお汁を作りました。


これが盛り付け。かぼちゃ、にんじん、海老、海苔、のシンプルな天麩羅。海老が丸まり気味なのはご愛嬌。でもとっても美味しかった!

Friday, October 06, 2006

パリのビジネススクールのコース概要

7月末からずっとなんだかすっかりバケーションにいる感じ。。。留学先のパリのESSEC(エセック)でのビジネススクールは来週から始まります。Luxury Brand Management(高級ブランドマネージメント)のコース概要を今日受け取りました。過去5年働いた業界は高級ブランドとまったく違う分野。でもパリだからやっぱり高級ブランド二関連することを学びたいし、ブランドの裏で物流や販路、価格などどんなふうにしているのか、そしてどのようにブランドの地位を確立しているのかに興味があったのでこのコースをとることにしました。毎回、ケーススタディをするのですが、Jimmy Choo, Polo Ralph Lauren, Giorgio Armani, Burberry, Coach, Ferragamo, Diesel, Versace, Chopardの事例を学ぶ模様。

こうしてみると、イタリアのブランド(Armani, Ferragamo, Diesel, Versace)って強いな。そしてJimmy Choo! 1996年にスタートした比較的最近のブランドなのに、いまや誰もが夢見る靴のブランドです。



どれも面白そうで楽しみ、、、ではあるのですが、来週月曜から学校に戻るっていう気分じゃ全然ない。朝9時のクラスルームで、私の脳ははたして機能するのでしょうか。。。

誕生日プレゼント

10月8日はDamianの誕生日です。友人への誕生日プレゼントは比較的簡単なんだけど、Damianへのプレゼントはいつも悩む。。。いったい何がツボにはまるんだろう。

これまであげたプレゼントでは、iSight が今の所一番だったかな。ロンドンと東京で、このカメラをつかってライブでチャットによく使ったし。



去年はミラノで3ユーロで買ったエスプレッソメーカーでした(笑)。ま、実際の所、私が何百回と使っているので、彼のためというより私のために買ったといったほうがいい、、、。


今年は、パリで赤ワインのボトルを買いました。ボルドーの、St. Emillionのものです。でももう少し考えてみると、これでいいのか?と思うようになりました。確かに楽しめるけど、すぐなくなっちゃうもんね。

では追加でシガーでもみてみるか?と思っていたら、Damianが自分でパイプとシガーを買っていました。なのでこれもなし。うーん、他になにがあるかな。

そういえば、キャンプに行った時に品質の良いウールのアンダーウェアが欲しいっていってたな。ロマンチックではないけど、男の人は機能的なプレゼントの方がいい、よね?よし、ちょっと高いけど、お店で買ってみようっと。


Merino Wool (from NZ)

Thursday, October 05, 2006

今日の晩御飯

Dusseldorfに来るたびに、たくさん食べてしまう。。。

10/2 月曜日 スイスにて子鹿
10/3 火曜日 Dusseldorfにて韓国料理、焼肉とビビンバ
10/4 水曜日 Dusseldorfにて、シュワインハクサ(豚の足グリル)

そして今日の晩御飯は、、、餃子の予定!

Wednesday, October 04, 2006

脳年齢

Dusseldorfに着きました。スイスでのキャンプはとても楽しかった〜。すんごい数の牛を見たし(スイスだから当然か)、たくさんハイキングもしたし(標高2500mまで2回登りました)、ぐっすり寝れた。Lloydも、好きな所を好きなだけ歩けたからとても幸せそう。Damianのカメラから写真とれたら、またアップします。

友人のブログを読んでたら、 脳年齢テストというのがありました。ここ数ヶ月勉強してないし、どんだけ頭が悪くなっているか試しにやってみた(これに懲りて勉強するようになるかなという願いも込めて)。結果は:


【あなたの脳は25歳です】実年齢より若い脳です。脳を活性化できるいい環境にいるようですね。十分、自分の能力を発揮できるでしょう。今のような環境を維持してください。他の人より好奇心が旺盛なので、自分の好きなことをやって行けば、さらに脳は活性化され、思ってもいなかった能力を発見できるでしょう。自分の脳の個性は自分でしか評価できないものです。自分の脳の得意なことを発見するために、これからも色々なことにチャレンジしましょう。

【仕事へのアドバイス】
意欲的な脳ですから、今の仕事以上の場を目指すこともおすすめです。環境の変化に強く、ある程度の困難も乗り切れる脳ですから、新規プロジェクトの立ち上げなど、ちょっと冒険的な仕事へチャレンジしてみてもいいでしょう。新しい仕事によってあなたの脳はさらに磨かれるでしょう。

【左脳系・記憶低下型】
左脳優位で、今得られる情報の中から的確な判断や戦略を練るのが得意です。記憶力が非常にいいというわけではないので、過去の経験やデータを重視して判断することはありません。メリットとしては、失敗をあまり気にせず前向きになれるので、くよくよしないで前進できます。常に目標を掲げ、意欲的に仕事に取り組めるでしょう。日常のストレスにも強い脳ですから、大きなことに挑戦するとよいでしょう。


なるほど、25歳か。悪くない!でもこれによると論理的ではないとのこと、、、ちょっと残念。でも直感的に行くっていうのはあっているな(フランス語のテストでもそうだったし)。

みなさんの脳年齢は、何歳ですか?