Saturday, September 10, 2005

イタリア語で話すということ

今日は土曜なので朝市に行くぞ!とはりきって、Katiaに事前に教わったミラノで一番大きい朝市に向かう。が、着いたとたんそのKatiaから連絡があり、800ユーロの別の物件のアポが取れたから至急そのアパートに行けといわれる。そういえば彼女に一件大家さんに連絡して、とお願いしていた。しょうがないので朝市を断念し、急遽アパートに向かう。

ここは昨日の場所よりもう少し中心部(Duomo)に近い。広さも結構あり、わりにモダン(といっても築60年)な建物になっている。大家さんの女性はやっぱりイタリアのおばちゃんなんだけど、昨日のおばちゃんと比べるとちょっと都会的な感じ。家具もIKEAからオーダーする、というモダン、かつチープさが売り?(その割に家賃は高い)。全体的な印象はいいのだけど、問題はバルコニーが小さすぎること、強烈な印象がないこと。私はいかにもミラノ、の強烈な物件に住みたい。その点では、昨日の物件は古くてかなり強烈であった。さらにここは家賃が800ユーロ。ちと、いや、かなり、きつい。


その後、昨日の物件に行き、そこに住んだつもりでそのエリアをわしわしと歩いてみる。小さい公園が歩いて5分ほどのところにあり、網で囲われたエリア(テニスコート2面ぐらい?)は犬を放せるようだ。いい感じ。

そして!びっくりしたのが、アパートから3分ぐらいのところになんと小さい朝市が!もうお昼すぎだったのでお店はそろそろ閉店に近づいていたが、とりあえず道に入ってみる。肉屋が10件ぐらい、八百屋は15件ぐらい、チーズ屋が5件ぐらい、その他生活雑貨や魚を売っている店がある。肉屋の商品展開をみると涙がでてくる。プロシュート、サラミ、牛ヒレなどなど。素晴らしい!

電子辞書で調べた100gという言葉を頼りに、プロシュートを100g買ってみる。2.3ユーロ。や、安い。1個という言葉を使ってサラミを一本買ってみる。2ユーロ。や、安い。新鮮な水牛のモツァレラチーズを買って見る(パッケージだったのでイタリア語はなし)。3ユーロ。や、安い…。感動の余り私はしばらくその場に立ちすくすだけ!(笑)。

イタリア語(といっても100gとか、1とかだけど)を話そうとする私に、店の人は優しく、次から次へとハムやらプロシュートやらサラミを味見でくれる。やっぱりそうだよね、こういう姿勢が大事だ、と改めて感じた。

その後ATMポイント(昨日のJRの窓口)に向かう。昨日買ったパスが使えない駅があったのでそれを解決しに。1時間ほど待ったがその間に電子辞書で単語を調べ、とりあえず話してみる。ieri (昨日)comperare(買う)carta(カード)un mese(一ヶ月)Septembre(九月)ma(しかし!)oggi(今日)problemo(問題)。さらに改札でピッと通したとか通さないとかいうことも。これが大ヒット?でそこら辺にいた人がみんな助けてくれた。まず、係りのおじちゃんが4人ぐらいであーだこーだイタリア語で話して原因を推測している。それを近くにいた並んでいたおばさん3-4人が入れ替わり立ち替わりで英語に訳してくれる。み、みんな優しい…。

結局使えなかった駅はゾーン外であったことがわかり、一件落着。あー楽しかった。

今夜は市場で買ったプロシュートと、近所のスーパーで買ったメロン(1個1.2ユーロ)でプロシュート&メロン。そしてトマト、モツァレラチーズ、サラミでサラダ。ものすごく、ものすごくおいしい。ものすごく、ものすごく感動。あー、人はドラッグなくてもエクスタシーが味わえるのだ。さらに、たらふく食べて多分原価計算すると3ユーロぐらい?ああああ、幸せ。ビバ、イタリア、食の国。貧祖な食生活のロンドンから来た私は一人で満悦していた。

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