Tuesday, August 15, 2006

パンと雑穀

Dusseldorf。ドイツ人はかなり雑穀好きのようです。以前からイタリア料理は大好きだけどイタリアのパンだけは美味しくないと感じていた私ですが、ドイツのパンは美味しい。フランスの、バターを使ったけど軽くてさくっとしているパンとは異なり、とにかく雑穀を入れて焼き上げたパンが多いのがドイツのようです。

たとえば。クロワッサン(イタリアではブリオッシュといいます)。クロワッサンの生地が茶色(すみませんこんな無知なレポートで)で、まわりにはびっしりとひまわりの種が散らしてあります。そしてこれが香ばしくて美味しい。

ベーグルを食べるのも久しぶりです(イタリアにはベーグルは存在しない)。アメリカや日本で食べるベーグルはプレーンやレーズン、ブルーベリーなどが入り、ベーグルの生地特有のまったり感を楽しめますが、ドイツではここでも雑穀が入ります。ゴマ、ひまわりの種、ピスタチオなどなど。しかもびっしり。こんなベーグル初めてですが、それはそれで美味しいのです。

コーヒーは。残念ながらイタリアに軍配があがります。が、久しぶりに経験する、スターバックスのような「カフェスタイル」のコーヒーショップ。イタリアではなかったな、こういうの。イタリアではおじちゃんおばちゃんが数十年もやっているような街角のバールで、ざわざわとした雰囲気で立ち飲みをするのが主流。それはそれで味があります。でもこうしたきれいっぽい店内で友達とまったりしながら飲むのも久しぶりなだけに不覚にも(笑)ホッとしてしまいました。

日本やアメリカではスタバによく行っていましたが(だってそれぐらいしかいくところがなかったから)、ヨーロッパではアンチ・スタバ派です。だってもっと他に美味しくコーヒーをいれてくれるところがあるんだもん。イタリアでは圧倒的にバールでした。そもそもスタバはなかった。ドイツでは。多分一緒なんでしょうね、スタバもそれ以外の似た様なカフェも。でもせっかくなので後者の似たようなカフェに行こうと思います。

そういえば。日本で数年前にとったマーケティングのコースで、スタバやマクドナルドの話がでました。なぜこうした会社はここまで成功しているのか。そのひとつが、どこの国、どこの町でいっても、スタバやマクドナルドは同じ商品、同じ雰囲気、似たような価格設定を提供しており、「ホッとした」「安心する」感があるからだそうです。確かに異国の地で、何から何まで違う文化、言語、習慣に埋もれている時に、「価格も、商品も、雰囲気も保証されている」スタバやマクドナルドに行くのは精神的に楽なのかもしれませんね。

No comments: