Thursday, February 16, 2006

Economic Cycles

マクロ経済のテストが終わりました。マクロ、といっても Economic Cycles とよばれるこの授業ではレクチャーが半分、そしてクラスディスカッション(いわゆるディベートとというものです)が半分で構成されていました。カバーされたトピックは全部で7つ。経済成長、ビジネスサイクル、労働市場、グローバライゼーション、為替レート、そして財政政策と金融政策です。それぞれのトピックについて、二つのチームがお題を渡され、Yes あるいは Noの立場から議論をする、というのがディベートの部分でした。

大学の基礎科目でも確か経済はとったことがありません。ですので実はマクロは私にとっては未知の世界なのです。恥ずかしい事に、財政あるいは金融政策といわれても内容はピンとこなかったのが事実。金利があがるとどうなる?何かが起こる、というのはなんとなくわかるのですが(笑)、それがどうしてどういうメカニズムで起こるのか、というところまでは全く考えた事がありませんでした。

タームの間は例のごとく全く勉強していなかったので、ほんとここ数日(はっきりいうとこの2日間)で上記トピックを自分なりにカバーしました。全ての事が独立して起こるのではなく、連鎖反応的に起こり、さらには最初にたてた目標を達成するためにしたことが結局その逆になってしまったりする…などといった複雑なシステムにかなり頭が混乱してしまいました。

しかし。いくつか習った理論のなかで、 Solowの理論(Output の成長率はキャピタルストックによって異なる)はかなり有効な理論のようです、と記述されていたノートをみて唖然としてしまいました。アダムスミスを初めとしてこれまで何百万人の人が経済を学んでいるのに、まだ確固たる理論がないなんて!

でも考えてみれば、確かに医学でも生物学でもまだわからない事はたくさんあります。経済も同じなんですね。複雑なシステム、ダイナミックな動き、そして常に変わる環境。全てを説明できるスーパー理論というのはまだないのですね。

とだらだら書きましたが、テストの手ごたえは・・・んん、問題は難しくなかったと思いますが、それをどうマクロ的に答えられたかは謎です(笑)。

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