Tuesday, February 07, 2006

Genentech

久しぶりにWSJで面白い記事がありました。癌の話です。
Genentechが開発したAvastinという薬、どうやら癌細胞に起因する血管新生をブロックするだけではないようです。ある短い期間ではあるものの、既に存在する体内の血管の働きをよくするようです。これにより、血液の循環がよくなり、化学療法をより効果的にし、放射線療法による癌細胞の反応も改善されるとか。ただし、こうした現象がいつ始まり、どれぐらいの期間(ちなみにこの期間はnormalization windowと呼ばれている)おこるのか、また癌の種類によってその期間はどれぐらい違うのか、などは未だわかっていません。アメリカのトップレベルの癌センターや病院などではこれについて臨床でデータを取り始めたようです。

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