Saturday, September 16, 2006

蚤の市とフランス人

朝起きたら…昼でした(笑)。今日の目的はふたつ。ひとつは歩いていけそうな「パリ最大」という蚤の市まで行くこと。もうひとつは夕方にESSECの人に会うこと。

蚤の市までは歩いて20分ほどぐらいでした。しかし。もう一度行くかといわれたら、余り行きたくないというのが正直な感想。なぜかというと。まず、歩いていく最中の道が汚い。そして蚤の市周辺に立つ露店のガラの悪さ。耐えられません。

最初はいわゆる蚤の市というアンティックなものを扱うお店のエリアが見つからず、このガラの悪い露店の通りに迷い込んでしまいました。安い汚い洋服。迷彩柄からわけのわからんジーンズまで。そしてCDやDVD、日用品。そしてなぜかアフリカの民族楽器。非常に疲れます。アメ横みたいに人が多く、また臭い人だらけ。ところで、この臭さ、どうにかならないのでしょうか。パリに特有のものです。ミラノでもこんなに臭くなかったぞ。

(余談ですが、19世紀にナポレオン3世がパリ改革をするまで下水道はなく、生活汚水(トイレも含む)を道に垂れ流していたらしいです。なんだかその根性がまだあるんじゃないか、というほどの臭さでした。「毎日シャワーを浴びる法律」とか作って欲しい。)

超疲れて、精神的にかなりもう嫌になってきたころにようやく「蚤の市」らしきエリアを見つけました。こちらは観光客ばかりですが、空いていて非常に歩きやすい。そして安全。臭くない(笑)。家具や絵、ポスター、食器などを扱っているお店が細い路地に並び、とても面白かったです。このエリアだけならまた来てもいいけど、ここまで辿り着くのに露店エリアを通らなくてはなのが本当に嫌。あ~どうにかしてほしいものです。

結局今日の収穫は、帰りに家の近所で買ったユリの花。なんだ、蚤の市に行った意味ないじゃん!!!

そして夕方にモンマルトでESSECの人と会いました。彼は私の buddy になった人です。Buddy というのは何かというと、交換留学生に1人フランス人学生を担当させて、フランスでの生活や文化を学んだり、質問したりすることを目的としたシステムです。非常にいいシステムなのですが、私の担当の彼ジェロームは現在インターン中で、学校のある Cergy に住み、毎日パリに通勤に来ているという、私と逆パターンの生活を送っている人でした。平日に会うことはできないので週末に会おうか、ということでようやく今日初顔合わせ。

いやしかし、これはよかったです。まずモンマルトの付近でも私が歩いていなかったエリアがあり、そこをそぞろ歩きしたのですがなかなか面白いお店がいろいろあって(雑貨や洋服やワインなど)また来たいな、と思いました。そしてジェロームが映画「アメリ」に出たというカフェに連れて行ってくれました。どうやら彼の中ではアジア人はアメリ好き、というのがインプットされているようです。詳しく聞いたら、前の彼女が韓国人で、アメリは韓国と日本で大人気で、彼女がパリに来たらまずこのカフェに行きたい!って言ったらしい(笑)。私はアメリ見たことがあるのですが、主人公の強烈な髪型は覚えているのですがそれ以外は覚えていないんですよね(苦笑)。なのでカフェ自体の感動はあまりなかったんですけど、でもまあ悪くないカフェでした。

ただ、ここで飲んだ赤ワインはとても飲みやすく美味しかった!ジェロームがワイン好きらしいのでどの年のワインがいいか聞いたりしていたのですが、「ワインとバゲット、チーズがあれば僕の夜はそれで完璧だ」と言っていたのには納得しました。それに影響受けたせいか、帰り道バゲットとパテを買ってきて、家で赤ワインをさらに飲んでしまいました。いいなあこういうの。

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