Saturday, September 23, 2006

ブーローニュの森・痴漢事件


午後は昨日に引き続き、森に行きました。こないだ流血さわぎがあったブーローニュの森です。犬がたくさんいそうなところを避け、静かな小道をロイドと歩きます。こちらの森は、林のようで背の高い木が立ち並び、人気がいないと少し不安だな~と思いつつ、まさか土曜日の午後、家族連れやサイクリングしている人が結構いるなかで何も起こらないだろうと思ったら!。遭遇してしまいました、フランス人の痴漢に。

サイクリングしている若い人が通り過ぎたな~と思っていたら、その人が戻ってきました。フランス語で私に何かごそごそ話しかけながら。なんだ?と思ったら、自転車に乗りながらパンツの前を思いっきり開けて。も~おっさん、やめてよね!と、思わず「マンマ・ミーア」みたいなジェスチャー(両手を挙げて oh my god, leave me alone, you are annoying me!!! 的な、といえばわかるかしら??)をしてしまいました(笑)。私に見せたところでどうなるの。フランス語できないから感想も言えないんですけど。と思いながらも周りに誰もいないな~と思い、とりあえず人のいさそうな道に引き返すことに。

そしたらこのおっさん、またぐるりと引き返して再び見せに来ました。もう救いようのない変態です。無視無視、とサングラスをかけたままとことこ歩きます。そんな中、ロイドは全く役に立たず。林の中を自由気ままにはしゃぎながら走り回っていました。怪しい人がいたら吠えたり噛みついたりする技を教えねば。

しかし、こうした露出魔にはどう対応したらいいんでしょうね。まあフランス語が話せたとしても感想を言ったところでどうなるの、って思うし、こういう人を喜ばせたらまたやっちゃうんだろうし、冷酷な一言を述べたら次に何されるかわからないし。

結局その後はブーローニュの森でも人通りの比較的あるそうな道を行きましたが、おっさんや若者と通り過ぎるたびに、「はっ、この人も痴漢かしら」と思いながら歩いてました(笑)。秋めいてきてとても気持ちいい日なのに。なんか損したな~。


森の後はシャンゼリゼを通りウィンドウショッピングをしながら帰りました。土曜日なのでやっぱり人は多い。

そしてルイ・ビトンでは入店待ちの列。ちなみに、フランスではほとんどのお店は日曜日お休みです。日曜日に開くことができるのは美術館や博物館のみ、というのが基本のようです。聞いた話では、ルイ・ビトンでは日曜日に営業するために店内にわざわざ小さな部屋を作り、そこを「ルイビトン美術室」と称したらしい…。



コンコルド広場まで来るともうすでに秋の気配が漂っていました。こういう季節にパリにいるのって幸せだな~と思いながら結局最後はいい気分で家路につきました。単純ですね(笑)。

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