Monday, December 18, 2006

Commencement Day

いよいよ、卒業式です。約1年半のMBAプログラムもこれで終了です。だけど全然実感がわきません。まだパリで授業が残っているからでしょうか。ミラノの友人たちはテストも終わってすっかり卒業ムードのようですが...。



朝8時半に集合した場所はミラノの証券取引所。ドゥオモから歩いて10分ぐらいの、ミラノの真ん中にあります。久しぶりに会う友人達に、「久しぶり、元気?」「いつ交換留学から帰ってきたの?」「この後の予定は?」と基本情報を交わすだけであっという間に時間が過ぎていきます。10時過ぎにようやく式典のステージの裏に集合してガウンと帽子をかぶります。みんな恥ずかしそうだけどとてもいい顔しています。




プログラムの学長や招待客の挨拶の合間に、クラス代表の挨拶がありました。我々のクラスからはイギリスのBaljit。思い出に残る出来事、ケース、パーティなどを上手に絡めたスピーチとその後の写真のスライドショーを見ているとこの1年半が走馬灯のように頭の中をめぐります。



イタリアという国で暮らし始めた去年の秋。
いろんな国、いろんなバックグランドを持つクラスメートとの出会い。
気のあう仲間、気の合わない仲間とのグループプロジェクト。
全く知らなかったビジネスの知識を大急ぎで詰め込んだ最初の学期。
クラスのマスコットとなった愛犬ロイド。
夏の製薬会社でのプロジェクト。
交換留学でミラノを離れパリで生活を始めたこと。

特に夏のプロジェクトで一緒になったスイス人のアーニャ、イタリア人のクラウディオ、オーストリア人のマニュエラとはとても仲良くなりました。最初は各自のスタイルに慣れなくて大変でしたが、プロジェクトがうまくいかない苛立ちを分かち合った経過とプロジェクトを終えた時の充実感から、最後は信頼できる仲間になりました。



ミラノにいた時は学校のレベルはどうなんだろうと不安に思ったことも正直何度かありました。でも交換留学に出ることで、ボッコーニの良さ(経験を積んだクラスメート、少人数制のクラス、選択性ではなく強制のクラス参加)が身にしみてわかりました。

式を終えた後でも実感はありません。MBAホルダーになったんだ、と正直まだ思えないのはやっぱりパリに最終試験と発表を残しているからでしょう。

でも、ミラノに来てよかった、苦楽を共にした仲間に出会えてよかったと本当に思います。特にフレンド・シップ。ビジネスのネットワークを広げる、というよりも、友達になった、と非常に強く感じます。ビジネス目的ではない、本当のフレンドシップ。

最初のグループワークで一緒になりMBAの中でもとても仲良くなった
ブルガリア人のブラディミア




日本人仲間の渡辺さん(とリリー)



あの典型的北イタリア人の
マテオ




アジアン・ビューティ?(中国からのウェン、リリー)




最初はてこずった?
けど最後にはとても仲良くなったマニュエラ。




「スタイル」
をほめてくれたレンゾー(スイス人)。



今日は卒業式。でも Commencement という単語は二つ意味を持っています。学位授与式。そして、新しい始まり。良くも悪くも、ボッコーニで出会えたメンバーと笑顔で一緒に踏み出す第一歩。涙よりも笑顔でみんな一杯の一日でした。

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式に来ることはできませんでしたが、夜には彼もミラノに来てくれました。一緒に食べたディナーが、これまた美味しい...。久しぶりの本場イタリアン。卒業式の余韻もあったのでしょうが、美味しい食事を好きな相手と楽しめること、改めて幸せだな~と感じました。あ、ロイドはいなかったけれど(笑)。

4 comments:

Anonymous said...

卒業おめでとう~~!!!
お疲れ様~

bluecheese said...

★みっちい
ありがとう...!とりあえずパリでは3科目終了。あと2つ!

Unknown said...

とりあえずはおめでとう!かな。
残りのパリでのworkも頑張ってね。
卒業式のブログを読んでいると
私も感無量・・・・
目頭が熱くなりました。

bluecheese said...

★june
目頭熱くしてくれてどうもありがとう!
在学中は(っていうのも変だけど)みっちいと訪ねてきてくれてどうもありがとね~。