Monday, October 09, 2006

授業開始

月曜日は大忙しです。朝9時から、夜8時まで。3時間の授業を3コマも取ってしまいました。

最初の授業は International Luxury Brand Distribution。授業内容は、とりあえず今日が初日ということで Luxury Brand とは何か、どういった流通チャネル戦略があるか、の概要でした。また話の中でブランドの最近の出来事、歴史などぽんぽん出てきました。デザイナーの変遷、どのブランドが株式公開してどのブランドがプライベートなままなのか。この写真のデザイナーは誰でどういった仕事をしているか。

私はこうしたファッション業界出身ではないのですが、だいたい把握できました。今日の内容であれば、東京にいる女友達との会話をつなぎあわせれば結構太刀打ちできたかも(笑)。クラスの内訳ですが、14カ国からの学生約35人。フランス人ももちろんいます。中国、韓国、日本からの留学生もいますが、私も含めてアジア学生の意味は非常にあります。

なぜなら。

ブランド消費(購入)を Nationality で統計をとると、なんと日本人の消費(購入)が全世界の41%を占めています。日本以外のアジア諸国が12%。あわせると、世界の消費の半分をアジア人がたたき出しているわけです。ちなみにアメリカ人は17%、ヨーロッパ人は12%にとどまっています。

この統計の見方、とても面白かったです。通常、ブランドの売り上げは地域別に表示されます。日本での売り上げ、アメリカでの売り上げ、ヨーロッパでの売り上げ、などなど。でも、これでは誰が消費しているのかが見えてきません。地域的な売り上げ、ではなく、誰が、どの人種が購入しているのか、を探ったのが上記の数字になります。

日本人では3割が国内購入、7割が海外購入のようです。これを企業戦略にしてしまったのが、Duty Free Shop。どこに店舗を置くのかを決断するときに、「日本人が海外旅行する時の基点となる国の空港にお店を置く」というのが戦略の一つだったようです。グアム、香港、韓国、シンガポールなどなど。なるほど、こうした国の空港は確かに免税店が多いですね。

来週は Jimmy Choo のケースです。楽しみ~。

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