Thursday, November 09, 2006

映画撮影

パリはもうすっかり寒くなりました。ここ一週間で気温がぐぐっと下がり、街行く人はコートを着ています。

学校に行く途中、なんだかメトロの最寄駅がにぎわっていました。なんだろう、と思ったら映画撮影をしていました。いったいどこの映画か不明ですが、道行く人が黒っぽいファッションに身をまとっているのに比べて、妙に明るい色の服を着た一群がいました。俳優グループのようです。残念ながら急いでいたので誰か判別することはできませんでした(笑)。

パリの街角って、どこに行っても「絵になる」あるいは「映画のワンシーン」のような風景なのですが、それが実際自分の最寄り駅で大々的に映画撮影しているとなんだか不思議な気分です。

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さて、今日は戦略のクラスで発表がありました。グループワークです。フランスの複合企業であるVivendiのケース。何回かグループメンバーと集まってディスカッションしたのですが、私がどうしても馴染めない人が1名(シンガポール人)。自分の作ったスライドは何が何でも変えないけれど(=他の人のフィードバックを耳にしない)、他人の作ったスライドは平気で変える(=自分の意見のみを反映)。私は納得がいかないのでとことん追及していたのですが、同じグループの韓国人とカナダ人はもうあきらめてディスカッションも放棄している状態(笑)。ミーティングの後で皆で文句大会でした。

とはいえ、準備に苦しんだおかげか、発表はかなり好評でした。このクラスの教授は非常にやりがいのある人で、毎回のケースについて、「必ずこのケースでの問題は何か、自分なりに考えなさい」と我々にチャレンジしてきます。

生徒の中には、「ケースの最後に質問もないし、何が問題なのかみ極めるのは難しい」と発言する人も(これは私も苦笑い)。これに対して教授は、「君は実際の現場において、常に問題が出されてそれを単に解決するような人になりたいのですか?それとも自分でクリティカルな問題を見極めたうえで戦略を立てる人になりたいのですか?」ときっぱり言い切ります。確かにその通り。ただしやっぱり毎回ケースごとに自分で考えるのは大変な作業です。が、これを毎回するのとしないのでは最後に大きな差が生じるのも事実。がんばって、自分なりに取り組んでいきたいと思います。

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昨日の意気消沈のブログに対して(笑)、暖かいメッセージどうもありがとうございました♪

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