Wednesday, June 15, 2005

★ イタリアでMBA


9月から、イタリアでMBAをすることになりました。結構簡単に?合格してしまった感があるのですが、ビジネススクールに行けるのと、ミラノで生活できる喜びでとてもexciteしています。これから少しずつミラノのMBAについて、日本語で情報を発信していこう、と思い日本語でのブログを始めました。

今日はまずはMBAを受けた動機、そしてなぜミラノにしたのか、から。

MBAの動機

私はサイエンスのバックグランド(M.Sc.)をもっています。これを生かし、アメリカ系企業の技術担当をしていました。よくいえばテクノロジーコンサルティング、普通にいえば技術サポートに相当するのですが、やっぱりセールスやマーケティング、そしてそれらの development などのビジネスの分野が面白い!と思うようになりました。
技術職でキャリアを極めるのもひとつですが、飽きやすい性格もあり(笑)、また常に新しいことにチャレンジしたい、というのもあって、技術のバックグランドを生かしてビジネスの知識と経験をつめばさらにキャリアとしてはばたけるのではないか、と考えました。まあこれが動機の大元です。

一応数年前から興味は持っていたのですが、ほとんど実行に移さず。。。ただ数年前に麻布にあるテンプル大の生涯教育の中のビジネスコースを試しにとったぐらいです。これは credit がつかないコースなので、テストもなくかなりのんびりとしており、かつ少人数だったので友達もでき、とても楽しかったですよ。コースをとって理論をきくと、なるほど!と思うところもあり、これもわずかながらMBAへのモチベーションへとつながったのかもしれません。

なぜミラノ?

これは。。。たくさんの理由からです。
まず、MBAといえばアメリカが主流のなか、なぜヨーロッパへ、という疑問がわくと思いますが、実は私は北米(カナダ)に大学院留学していたり、会社でアジア地域の担当だったり、と既にヨーロッパ以外の地域の経験は持っています。まあこれが完璧かというと疑問はあるのでしょうけど(笑)。なので、企業の globalization が進む中、今度はヨーロッパの経験があればものすごい強みになるんではないか、と考えたわけです。

あとは彼が現在ロンドンにいる、というのも大きな動機なんですけどね(笑)。

さて、ヨーロッパにもたくさんMBAがあります。アメリカだと2年間(=授業料も高い)ですが、ヨーロッパは比較的短期間(1年から1年半)のコースが結構あります。私は私費留学ですので、まず自分の予算にあった学校を選び、各学校のインフォメーションセミナーに参加しました。
こういったセミナーは東京で卒業生によって開催され、各学校の雰囲気がみれてよかったですよ。

例えばロンドンの学校は「ばりばりやってます」「私ってすごいんです」という方が多く、また金融やコンサルのバックグランドが多くて私の求めていたものと少し異なりました。ミラノの学校はその点結構いい加減な感じで(いい意味で)、また雰囲気もアットホームでよかったのが印象に残っています。

ちなみに、MBAのランキングや学生のバックグランド等は Finantial Times でも確認できます。

後は、その都市が十分に魅力的であるか。数年生活するのに耐える事ができるか。
キャリア、勉強も大事ですが、quality of life はもっと大事なのです(これは20代前半だとなかなか理解できません)。ミラノは一度旅行で行った事があるのですが、当たり前ですが料理やコーヒもおいしく、道行く人々もとてもこぎれいで、自分のセンスにこだわりを持つ人が多く、また街としては妙に観光地っぽくないところが気に入りました。

最後に、これは私の業種に特化しているのですが、ミラノってスイスに近いところに位置しています。スイスって製薬やらバイオテクノロジーの企業が結構あるので、インターンとかでいけたりするかな?と思ったのも動機のひとつ。
それではなぜスイスのMBAにしなかったの?と聞かれそうですが、スイスのとあるMBAは起業家タイプが多そうで、とくに起業家希望でない私にはすこし違うかな、と思いました。それ以外のスイスのMBAはフランス語が必須だったり、国連関係に強い学校だったり、とやはりこちらも私の希望とはそぐわない点がありました。

長々と書きましたが、次はMBAの準備について書きたいと思います。

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