今日も朝8時過ぎに集合。フィールドワークです。まずは昨日とは違うスキーリゾートへ。ケーブルカーで頂上まで行きます。すぐにオフ・ピステに入り早速山肌をみて雪崩リスクのアセスメントです。自然発生の雪崩が幾つかありました。地図をみて高度、斜面の向き、角度などを確認します。
続いて雪崩シナリオ1。我々がチョコを食べて休憩している時に Rodger がせっせとビーコンやらスキー板を雪の中に隠します。そのあとで我々にテキストメッセージ。「雪崩発生、救助開始」。
急いでスノボで彼の言う「雪崩発生地点」に向かいます。到着したらまずどうレスキューするかを大まかに決めます。オーガナイズしないと無駄なレスキューにつながるからです。これに30秒ほど。そのあと早速ビーコンをサーチモードにして、雪中に埋もれた人(今回はビーコン)を探します。一般に、15分以内に雪中から救助された人のサバイバルレートは93%。15分以内に救助することがクリティカルになります。
ビーコンで一番強いシグナルをキャッチしたらプローブと呼ばれる棒でつつき、実際に何か埋もれているかを探します。感触があればシャベルで掘り起こし救助。救助後はその人のビーコンをスイッチオフします。これは複数の人が埋もれている場合、全てのビーコンがシグナルを送っていたら混乱しやすいからです。見つけたらスイッチオフ、は基本のようです。
今回は4つのビーコンが埋もれていました。合計で大体20分ぐらいはかかったでしょうか。かなり実践的でしたがなかなか思うように行かなかったのも事実。午後に雪崩シナリオ2を行いましたが、このときのほうがかなり効率的に動けました。
さて、そのあとはスノボでスロープを滑りながらフィールドの観察。途中でコーヒーブレイクを2回ほどはさみ、最後にラップアップで午後5時ごろ終了。2日間にわたるコースの終了です。アメリカの雪崩アソシエーション規定のレベル1コースに相当するこのコース。かなり雪崩のこと学べたような気がします。
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